...鶲が啼いてゐる、鵯も啼いてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...萩芒の枯伏したる間に鵯二三羽来りて枯葉を踏む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...法然院ひやゝけく庭にもりたる白沙の松の落葉に秋雨ぞ降る竹村は草も茗荷も黄葉してあかるき雨に鵯ぞ鳴くなる白河村女郎花つかねて浸てし白河の水さびしらに降る秋の雨一乘寺村秋雨のしく/\そゝぐ竹垣にほうけて白きたらの木の花詩仙堂落葉せるさくらがもとにい添ひたつ木槿の花の白き秋雨唐鶸(からひは)の雨をさびしみ鳴く庭に十もとに足らぬ黍垂れにけり下鴨に詣づ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
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野口雨情 「都会と田園」
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三好達治 「故郷の花」
...山道を何とも思わなかったということは源氏の鵯越(ひよどりご)えだけではなく...
柳田国男 「故郷七十年」
...何の餌も囮(おとり)もなくてそれだけで鵯(ひよどり)や鶫(つぐみ)が下りてくる...
柳田国男 「雪国の春」
...鵯(ひよどり)の高い音が渡ってゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...鵯越(ひよどりご)えの攻略などについては...
吉川英治 「随筆 新平家」
...(二九・六・六)*鵯越(ひよどりご)え...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「その鵯越えの道とか...
吉川英治 「随筆 新平家」
...やはり鵯越えから長田へ出て来て...
吉川英治 「随筆 新平家」
...まさに会下山と鵯越えの中間といってよい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...現在の鵯越え遊園墓地から...
吉川英治 「随筆 新平家」
...(北方)鵯越えと会下山との間の長田方面の衝突...
吉川英治 「随筆 新平家」
...鵯越(ひよどりご)えから敵を真下にのぞみ――」云いかけた時...
吉川英治 「源頼朝」
...「鵯越(ひよどりご)えのうえに出る道を知っておるか」と...
吉川英治 「源頼朝」
...鵯越(ひよどりご)えの岩頭から眼の下の敵へかけ下りるまえに...
吉川英治 「源頼朝」
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