...大空に驕(おご)る巨鵬(きよほう)の翼の己(おの)が頭上を掠(かす)めざらむ事を維(こ)れ恐るゝ状をなすものは仏蘭西にあらずや...
石川啄木 「閑天地」
...今や彼女は俄かに其五彩の鳳輦(ほうれん)を進めて、鵬程万里の極、我が日出(じつしゆつ)の宝土に来らざるべからずなれり...
石川啄木 「閑天地」
...畢竟(ひっきょう)大鵬(たいほう)の志(こころざし)を知らざる燕雀(えんじゃく)の行いである...
大隈重信 「青年の天下」
...或時(あるとき)故人(こじん)鵬斎先生(ばうさいせんせい)より菓子一折(をり)を贈(おく)れり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ヘルムホルツは薄暮に眼前を横ぎった羽虫を見て遠くの空をかける大鵬(たいほう)と思い誤ったという経験をしるしており...
寺田寅彦 「自由画稿」
...図南(となん)の鵬翼(ほうよく)いずれのときにか奮わん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...万里鵬挙(ほうきょ)の志またここにおいて蹉(さた)たり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...すぐ冗談にしてしまう」「燕雀(えんじゃく)焉(いずく)んぞ大鵬(たいほう)の志(こころざし)を知らんやですね」と寒月君が恐れ入ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...張鵬ノ使俄羅行程録ニ云...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「青塚ノ説」
...十五 亀田鵬斎先生の訪問亀田鵬斎(かめだほうさい)といふ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...亀田鵬斎先生のお手と見受けたが...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...年をとりたくなかったならばよろしく大いに鵬大(ほうだい)なる理想をいだくべきである...
新渡戸稲造 「自警録」
...真っ白な鵬(おおとり)に乗った...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...始て鵬斎の「年来高踏...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」茶山は鵬斎の焼塩を嗜(たし)むことを知つてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「網中の大鵬(おおとり)を逃がすな」と...
吉川英治 「三国志」
...にわかに大鵬(たいほう)のかたちをあらわしてきた左少将羽柴秀吉(さしょうしょうはしばひでよし)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...欧鵬(おうほう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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