...鸚鵡の籠を枕べに置きつつ...
芥川龍之介 「鸚鵡」
...その反対の側には六双の屏風が立てられて居るが赤い花の咲き乱れた梯梧の枝に白い鸚鵡(おうむ)が止って居る画が描かれてあった...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...膽振(いぶり)の鵡川(むかは)まで三間幅であつた縣道が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...阿英は一羽の鸚鵡(おうむ)になって...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...結婚することができないじゃありませんか」孫の鸚鵡が言った...
田中貢太郎 「阿宝」
...鸚鵡だった、御存じの通りに...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...右の結果で鸚鵡が比較的重い脳をもっている事や...
寺田寅彦 「話の種」
...此の間死んだ鸚鵡の丸籠を下して...
中島敦 「かめれおん日記」
...鸚鵡貝(おうむがい)の螺旋(らせん)...
中島敦 「悟浄出世」
...鸚鵡返しに言つた...
北條民雄 「道化芝居」
...なによりもその髑髏に似ているよ」「髑髏だって!」とルグランは鸚鵡返(おうむがえ)しに言った...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...「あの記者が鸚鵡(おうむ)に生れなかったのは実に残念なことだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...「鸚鵡のそばの方がいいわ」そして二人は彼のすぐ隣りのテエブルに坐った...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...自分は固より朝に道を聞て夕に死を恐れざる聖人にもあらず、又此世に生を受けし限りは人間の義務として完全無欠の人間に近づかんといふが如き高尚なる徳を有するものにはあらねども、自分も亦沐猴にあらず、鸚鵡にあらず、食ふて寝ておきて又食ふといふ様な走尸行肉となるを愧づるものなれば、数年前より読書の極は終に我身体をして脳病か肺病かに陥らしむるとは万々承知の上なり...
正岡子規 「読書弁」
...赤い鸚鵡よどうしたの...
夢野久作 「白髪小僧」
...赤鸚鵡の眼の光りを便りに...
夢野久作 「白髪小僧」
...今のところではあの鏡と鸚鵡と...
夢野久作 「白髪小僧」
...たった今まできこえていた鸚鵡の歌はピタリと止みまして...
夢野久作 「白髪小僧」
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