...鼻の形は鸚鵡の嘴のやうで...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...その鸚鵡が僕を見ると...
芥川龍之介 「奇遇」
...鸚鵡の籠(かご)をコト/\と音信(おとず)れた...
泉鏡花 「印度更紗」
...緋の色した鸚鵡(おうむ)の口から...
泉鏡花 「印度更紗」
...鸚鵡の胸を圧(お)したと思ふ...
泉鏡花 「印度更紗」
...「あ、」と離すと、爪を袖口(そでぐち)に縋(すが)りながら、胸毛(むなげ)を倒(さかさ)に仰向(あおむ)きかゝつた、鸚鵡の翼に、垂々(たらたら)と鮮血(からくれない)...
泉鏡花 「印度更紗」
...その死骸(しがい)は山番小屋裏の荒地に埋めてござりまする」と又鸚鵡石が人語を発した...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...――鸚鵡って奴は大概(てえげえ)いつまででも生きてるものなんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ベロヴゾーロフは鸚鵡返(おうむがえ)しに――「どうぞ御随意(ごずいい)に...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...鸚鵡のお化けのようで滑稽だった...
久生十蘭 「春の山」
...」同じく鸚鵡返しの挨拶をして白川は桑野の勧める椅子に凭つた...
平出修 「瘢痕」
...Fが懸命に鸚鵡に何か教へてゐたことだつた...
牧野信一 「鸚鵡の思ひ出」
...鸚鵡(おうむ)すら見るに随って雄鶏また雌鶏の声を擬し...
南方熊楠 「十二支考」
...赤鸚鵡は構わずに叫び続けた――「怪しむな...
夢野久作 「白髪小僧」
...眼の前の鸚鵡の事も忘れてしまって...
夢野久作 「白髪小僧」
...この時赤鸚鵡は一声高く叫びました――「王様...
夢野久作 「白髪小僧」
...今まで身動きもせずに王の頭の上に留っていた赤鸚鵡が...
夢野久作 「白髪小僧」
...あっしのが「鸚鵡(おうむ)・小便(シッコ)」てんだそうで……笑いごとじゃねえんで……ヘエ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
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