...それはこの川に多い鶺鴒(せきれい)が...
泉鏡花 「怨霊借用」
...鶉鳥(うづらとり)二二領布(ひれ)二三取り掛けて鶺鴒(まなばしら)二四尾行き合へ庭雀(にはすずめ)二五...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...鶺鴒(せきれい)のように尾を振り合つて雀のように前に進んでいて今日もまた酒宴をしているもようだ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...べちやくちやと口やかましく囀りながら黄鶺鴒の後をつけ廻してゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
......
武田祐吉 「古事記」
...右頬を軽く支えている五本の指は鶺鴒(せきれい)の尾のように細長くて鋭い...
太宰治 「風の便り」
...枝葉の下に眠りに来る啄木鳥(きつつき)や鶺鴒(せきれい)の最後の声が聞こえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうして私の前の小さな流れの縁を一羽の鶺鴒(せきれい)が寂(さび)しそうにあっちこっち飛び歩いているのにぼんやり見入っていると...
堀辰雄 「美しい村」
...鶺鴒(せきれい)が飛び交はしてゐたりしたが...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...波の上に飛びかう鶺鴒(せきれい)は忽(たちま)ち来り忽ち去る...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...「神代巻」の鶺鴒(せきれい)の役を勤めて子を拵(こしら)える法を教えたので...
南方熊楠 「十二支考」
...両足下に猿と鶺鴒(せきれい)とを蹈ませて二手に剣を持たしめたり...
南方熊楠 「十二支考」
...鶺鴒(せきれい)が黙って尾羽根を振っていた...
山本周五郎 「いさましい話」
...羽色は鶺鴒(せきれい)とも見えるし...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...鶺鴒(せきれい)の尾のように微かに振りながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...鶺鴒(せきれい)があそんでいる飛石など...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鶺鴒(せきれい)が下りて...
吉川英治 「親鸞」
...鶺鴒(せきれい)の尾のように風におののいていた...
吉川英治 「親鸞」
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