...鳳輦西に向ひて、西海に浮びたる平氏は、九州四国の波濤の健児を糾合して、鸞旗を擁し征帆をかゝげ、更に三軍を従へて京師に迫るの日なくンばやまず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...いよいよ鳳輦の近づくことが知られた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...所謂(いはゆる)繖(さん)にして(きぬかさとよむ)神輿鳳輦(しんよほうれん)を覆(おほ)ひ奉(たてまつ)るべき錦蓋(きんかい)也といへり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...鳳輦(ほうれん)形...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...畏(おそ)れ多くも鳳輦(ほうれん)の方に向い...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...一たび二重橋下に鳳輦(ほうれん)を拝するを得せしめざりしは返すがえすも遺憾(いかん)のことなり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...緋(ひ)のお上着を召した端麗な鳳輦(ほうれん)の中の御姿(みすがた)になぞらえることのできるような人はだれもない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして鳳輦(ほうれん)(みくるま)のすぐあとにつづく近衛(このえ)の儀仗(ぎじょう)には...
吉川英治 「私本太平記」
...鳳輦(みこし)のおそばへ走ってゆき...
吉川英治 「私本太平記」
...鳳輦(ほうれん)は...
吉川英治 「私本太平記」
...ふた段……と下の鳳輦(ほうれん)へ降りかけられたときだった...
吉川英治 「私本太平記」
...遠く鳳輦がふもとへ沈み去るまでお見送りしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...垂れこめておられるような鳳輦(ほうれん)の内で...
吉川英治 「私本太平記」
...――万一、鳳輦の内の君が、替(か)え玉(だま)でもあっては――とする彼の周到(しゅうとう)な注意ぶりの一つがここにもうかがわれていた...
吉川英治 「私本太平記」
...ところが鳳輦(ほうれん)が八幡に着くと同時に...
吉川英治 「私本太平記」
...「雨江月(うこうげつ)」という唄の集にも徐寧をうたった歌詞があって――六尺ゆたか身はやなぎ花のかざしをかぶとに挿(さ)していつも行幸(みゆき)の鳳輦(みくるま)に添うて行くのはありゃ誰か禁門一の鎗つかい徐寧三ツ児も知る徐寧聚議庁(ほんまる)の廻廊に立ちならんで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鳳輦(みくるま)が御所を出るころには...
吉川英治 「親鸞」
...あんな鳳輦に侍(かしず)いてみたら」と...
吉川英治 「親鸞」
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