...一声(ひとこゑ)の江(え)に横たふや時鳥(ほととぎす)立石寺(りつしやくじ)(前書略)閑(しづか)さや岩にしみ入る蝉の声鳳来寺に参籠して木枯(こがらし)に岩吹とがる杉間(すぎま)かな是等の動詞の用法は海彼岸の文学の字眼(じがん)から学んだのではないであらうか? 字眼とは一字の工(こう)の為に一句を穎異(えいい)ならしめるものである...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...おちつくところがない風は海から吹きぬける葱坊主伊良湖岬はるばるたづね来て岩鼻一人渥美半島まがると風が海ちかい豌豆畑鳳来寺拝登お山しんしんしづくする真実不虚青蓋句屋花ぐもりピアノのおけいこがはじまりました浜名街道水のまんなかの道がまつすぐ秋葉山中石に腰を...
種田山頭火 「草木塔」
...八時の電車で豊川へ、そして鳳来寺へ...
種田山頭火 「旅日記」
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種田山頭火 「旅日記」
...鳳来寺ニテ逢ッタト...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲斐北巨摩(きたこま)郡鳳来寺(ほうらいじ)村大字教良石(きょうらいし)岩代岩瀬郡鏡石村大字久来石(くらいし)等に至ってはこれを別種の地名であるということができない...
柳田國男 「地名の研究」
...相州箱根・三州鳳来寺...
柳田国男 「山の人生」
...からくも鳳来寺(ほうらいじ)山の方面へ落ちのびて...
吉川英治 「新書太閤記」
...上州と周防とのちょうど中ほどの道程(みちのり)にあたる三河の鳳来寺山(ほうらいじさん)へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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