...少し鳩胸の、肩に程よい円(まろ)みがあつて、歩方(あるきかた)がシツカリしてゐる...
石川啄木 「鳥影」
...少し鳩胸(はとむね)の...
石川啄木 「鳥影」
...鳩胸、四つ這ひなどの嶮を這ひ上り、例の剃刀の刄をつたふ...
大町桂月 「妙義山の五日」
...鳩胸をはひ上るまでは...
大町桂月 「妙義山の五日」
...下部が背中の方へ行く程短かくくびれ上った一種の鳩胸(はとむね)胴である...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...元来鳩胸胴の鎧を着たら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...仕立屋の人形のように彼等は肩のあたりに恰好のいい隆肉と胸部に鳩胸のような凸起をもっていた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...綽名(あだな)の通り出ッ尻で鳩胸...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...くるりと二つの乳房の張った鳩胸と...
火野葦平 「花と龍」
...時には乙女の腺病質らしい鳩胸の前へさしつけ...
「小祝の一家」
...ちいさい乳房や鳩胸のさびしい高まり...
室生犀星 「香爐を盗む」
...イタリアンとの混血児の上海(シャンハイ)からこの土地に稼ぎにやってきた踊子の鳩胸...
吉行エイスケ 「東京ロマンティック恋愛記」
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