...木部は鳩尾(ありさし)のようにしてそれに入っている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...脊筋と鳩尾(みずおち)へ噛合(かみあ)いましても...
泉鏡花 「海神別荘」
...まるで鳩尾(みづおち)でも...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...鳩尾(みづおち)のあたりがきうと疼(いた)んだ...
武田麟太郎 「一の酉」
...僕ハ鳩尾(みぞおち)ノ辺ガピクント凹(へこ)ンダヨウナ気ガシタガ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...鳩尾(みずおち)のところに冷やりと実にいい気持がした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...彼は自分の鳩尾(みぞおち)の当りにぐぐぐと気味悪い音がするのをきいたように思えた...
豊島与志雄 「過渡人」
...その度に鳩尾の上辺りに垂れてゐる白の...
中原中也 「校長」
...鳩尾(みづおち)から腹部への...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鳩尾(みぞおち)に...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...思わず鳩尾(みぞおち)がドキドキッとしてきた...
正岡容 「寄席」
...鳩尾(みぞおち)に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...咽頭(いんとう)の処をブスリと一突き……乳の間から鳩尾(みぞおち)腹部へと截り進んで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...龍太郎の鳩尾(みぞおち)へピタリと穂先(ほさき)をむけてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...すぐ彼女の鳩尾(みぞおち)の辺を踏まえてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...神妙に泥を吐けよ」女の鳩尾(みぞおち)から膝を離して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...撥を鳩尾(みずおち)に当てたまま...
吉川英治 「親鸞」
...鳩尾(みぞおち)のあたりが痛むほど...
吉川英治 「源頼朝」
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