...泥絵具は絹や鳥の子にはかえって調和しないで...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...その原稿と色や感じのよく似た雁皮(がんぴ)鳥の子紙に印刷したものを一枚一枚左側ページに貼付(てんぷ)してその下に邦文解説があり...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...鳥の子紙に刷ったその名刺を受取って...
夏目漱石 「道草」
...健三は鳥の子紙に刷った吉田虎吉(よしだとらきち)という見覚(みおぼえ)のある名刺を受取って...
夏目漱石 「道草」
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野口雨情 「おさんだいしよさま」
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野口雨情 「枯草」
...石燈籠夜あけになるまで灯がとぼる小鳥の巣チン チクバン チク茅萱(ちがや)の根小鳥がはこんで巣を作るチン チクバン チク小鳥の巣小鳥の子鳥(ピヨツピヨ)がすんでゐるお供のすきな犬おるすゐ するならワンワン ほえな...
野口雨情 「未刊童謡」
...雁皮(がんぴ)に書いて鳥の子で裏打ちし...
野村胡堂 「江戸の火術」
...鳥の子に百草の譜(ふ)を書いた唐紙...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萩江鞍馬とお鳥の子孫では無かったでしょうか...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...「鳥の子」はこの法で漉かれます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...越前の「鳥の子」...
柳宗悦 「和紙十年」
...上(かみ)鳥の子...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...越前の「鳥の子」はこの法でその名を成した...
柳宗悦 「和紙の美」
...東京でも婚姻の祝に配る鳥の子または鶴(つる)の子(こ)というのが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...鳥の子の襖いちめんにぼうッと光圏を投げ拡げ...
横光利一 「旅愁」
...鳥の子の襖を背に淀みなく廻っている金扇の流れを見ていても...
横光利一 「旅愁」
...さなきだに寒い鳥の子の白襖(しろぶすま)に小堀遠州風(こぼりえんしゅうふう)の簡素(かんそ)な床壁と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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