...眼に銀鱗の飛躍を夢み...
石井研堂 「元日の釣」
...鱗(ウロコ)ヲカズイテ生出(おいい)でた...
泉鏡花 「縁結び」
...また蝶は昆虫類の中の鱗翅類に属しその吻(くちびる)は左右の小顎が延びてできたものであると承知しても...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...一五 晴天爽朗なるに浮雲鱗然たるあるがごとし――如三晴天爽朗有二浮雲鱗然一...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...現にこの別荘のすぐ傍(そば)に錦鱗(きんりん)湖という池があるが...
高浜虚子 「別府温泉」
...家へ帰るとすぐ鱗型(うろこがた)の銘仙(めいせん)の不断着に着かえ...
徳田秋声 「仮装人物」
...細鱗を閃かせつゝ無心に游優嬉戲してゐるのである...
中島敦 「環礁」
...実体の片鱗をとらえた研究になり得るであろう...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...前述の樹枝の一部を示す鱗片が拡がって来る...
中谷宇吉郎 「雪」
...如鱗木(じょりんもく)の塗美くしき蓋(ふた)をはたと落した...
夏目漱石 「虞美人草」
...さらに、音を立てて、鱗が落ちる...
火野葦平 「花と龍」
...飽くなき彼の追求の水晶の夢の片鱗を俺は見た...
牧野信一 「卓上演説」
...ユリ類の鱗茎はバラバラになった地下葉が出ているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...彼らが子孫は必ず身に鱗ありとなり...
南方熊楠 「十二支考」
...これその鱗が強く光るからで...
南方熊楠 「十二支考」
...それでも片鱗のうちによく全貌がうかがわれます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「片鱗どころじゃないよ...
横光利一 「旅愁」
...今年はだいぶ鱸(すずき)の魚鱗多く窺(うかが)われ...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
便利!手書き漢字入力検索
