...鱗綴(うろことぢ)の大鎧に銅(あかがね)の矛(ほこ)を提(ひつさ)げて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...さすがにただならぬ気質の片鱗(へんりん)を見せる事もあるのだが...
太宰治 「黄村先生言行録」
...和蕾さんを訪ねて朱鱗洞句碑の相談をする...
種田山頭火 「松山日記」
...腹に鱗(うろこ)があるけれど...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かゝる夕方に空を仰ぐと冬には決して見られない薄鼠色の鱗雲が名残の夕日に染められたまゝ動かず空一面に浮いてゐて...
永井荷風 「花より雨に」
...鱗(うろこ)のような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...詳(くは)しく言へば三つ鱗(うろこ)の紋と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鱗雲の間から夕陽が細い縞になって...
久生十蘭 「金狼」
...この鱗甲は顕微鏡下での奇観である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「ニ」は被鱗の一なり...
牧野富太郎 「植物記」
...」「だから紅鱗(こうりん)瞳(ひとみ)と競(きそ)い...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...鱗(うろこ)のぬらぬらは...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...ぴちぴち跳ねる鱗の周囲にいるように感じて...
横光利一 「夜の靴」
...私はこの健康な人人の意志の片鱗をただ一言覗けば良い...
横光利一 「夜の靴」
...ご逆鱗(げきりん)がはじまると...
吉川英治 「私本太平記」
...逆鱗(げきりん)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとより金色(こんじき)の鱗(うろこ)をもった魚なのではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...硬鱗魚類だろう――が大量に得られた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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