...一個小隊ないし一分隊の兵力を距離間隔六百メートルを間して鱗形に配置し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...出漁の船は躍る銀鱗を満載して港にはひるのである...
太宰治 「津軽」
...それは黒い鱗(うろこ)のぎらぎらとしている大きな蛇で...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...海の鱗族(うろくず)共ものぞいているかも知れません...
田中英光 「オリンポスの果実」
...雨で蛇の鱗(うろこ)のように光る歩道...
谷譲次 「踊る地平線」
...お銀様の全身の鱗が逆立ってくる...
中里介山 「大菩薩峠」
...片鱗(へんりん)を溌墨淋漓(はつぼくりんり)の間(あいだ)に点じて...
夏目漱石 「草枕」
...三角が三つ重なって鱗(うろこ)の紋になる...
夏目漱石 「虞美人草」
...三栖庄からして巨口細鱗の鱸がとれたとて進献になると...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...顔だけが三尺ほどもあり、蛇腹(じゃばら)のついた胴の廻りが、やはり三尺、ガラスの大眼玉、棕櫚の頭髪、真鍮の角(つの)、鱗には、薄板を使って、すさまじいばかりの出来栄えであった...
火野葦平 「花と龍」
...ギン(5セン)トラ(同じく)アカ及びシホカラ其他(2)△鱗翅(テフ)...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...あるいは円形の果穂と成り秋になると多くの堅い鱗片が開いて中の種子が散落する...
牧野富太郎 「植物記」
...故に支那でこれを蛇属としたらしく、〈鱗蛇また巨蟒、安南雲南諸処にあり、※蛇(うわばみ)の類にして四足あるものなり、春冬山に居し、夏秋水に居す、能く人を傷つく、土人殺してこれを食う、胆を取りて疾を治し甚だこれを貴重す〉という(『本草綱目』)...
南方熊楠 「十二支考」
...鱗(うろこ)のぬらぬらは...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...そのとき陛下が逆鱗(げきりん)あそばして討伐の軍を発せられましょうとも...
吉川英治 「三国志」
...うねうねとし鱗のある半弾力性の物質からなっていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...鱗粉が触っただけで...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...その片鱗を伺(うかが)うに留めよう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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