...眼に銀鱗の飛躍を夢み...
石井研堂 「元日の釣」
...透影(すきかげ)しろき鱗(いろくづ)を柳のかげにのぞき見て...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...あの人魚の鱗一枚...
太宰治 「新釈諸国噺」
...和蕾さんを訪ねて朱鱗洞句碑の相談をする...
種田山頭火 「松山日記」
...」三妻のにわかの逆鱗は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...独特の「魚鱗の陣」をかまえたのである...
中井正一 「図書館法と出版界」
...鱗がキラ/\と光つてゐる...
牧野信一 「鱗雲」
...鱗雲の片々が見えたから...
牧野信一 「鬼の門」
...きらきらとした魚鱗の輝きを吾人に想ひ起させる...
牧野信一 「卓上演説」
...あるいは円形の果穂と成り秋になると多くの堅い鱗片が開いて中の種子が散落する...
牧野富太郎 「植物記」
...魚の鱗のような曇りを私の白内障のような眼から取り去って呉れ...
松永延造 「職工と微笑」
...鱗(うろこ)のぬらぬらは...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...金(きん)の鱗の竜が波を彩って遊んでいる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...足には鱗が畳なつてゐて...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...他の一つは片面の鱗(うろこ)を取ってしまって...
柳田國男 「日本の伝説」
...美鱗(びりん)をもった魚の如き金襴(きんらん)の小布(こぎれ)が...
吉川英治 「江戸三国志」
...また魚鱗(ぎょりん)の形(かたち)にむすび...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鱗(こけ)を取るのは君だよ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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