...藤枝(ふじえだ)と云う鰥暮(やもめぐらし)の侍は己(じぶん)の家へ帰って来た...
田中貢太郎 「女賊記」
...老人は鰥暮(やもめぐら)しの喬生が夜になると何人(たれ)かと話でもしているような声がするので不審した...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...本文(ほんもん)に「初めて其(そ)の(ぐう)を喪(うしの)うて鰥居無聊(かんきょむりょう)...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...延(ひ)いて鰥寡(かんか)孤独(こどく)を愛恤(あいじゅつ)する等の自(おのず)から現時の国家社会制を実践したるもの一にして足らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...女房がありながら鰥(やもめ)のような暮らしに甘んじていることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...鰥暮(やもめぐら)しの気楽さを楽んでいるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この世の快楽に見切りをつけた人達――鰥寡孤独(かんかこどく)――でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鰥寡(かんか)孤独...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...こういうところで寂しい鰥暮(やもめぐ)らしをしようとしているおれにとっては...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...父はしょんぼりと鰥暮(やもめぐ)らしをしていたのだった...
堀辰雄 「花を持てる女」
...〇〇〇は寡婦鰥夫(かんぷ)であった1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...事実上結婚していない寡婦鰥夫を含んでこの一団は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...八四一は鰥夫寡婦であったのであり2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...鰥夫の再婚数は寡婦のそれよりも遥かに多いのであるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...〇七一の男子は鰥夫であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...鰥寡孤独(かんかこどく)は常の年には仲間によって支持せられるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...しがない鰥(やもめ)の船頭には...
吉川英治 「旗岡巡査」
...そのために彼は、地子銭及び諸役の免除、鰥寡孤独の扶持、そのほか種々の技術において名人と呼ばれるものの保護、儒学の奨励などを布告した...
和辻哲郎 「鎖国」
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