...鰤(ぶり)、鮪(まぐろ)、ともに二万疋(びき)...
泉鏡花 「海神別荘」
...侍女一 鰤、鮪ともに二万疋...
泉鏡花 「海神別荘」
...鰤(ぶり)や鮪(まぐろ)では体重の一万分の一にも足らぬほどゆえ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...赤海鰤魚(アカメダイ)...
高木敏雄 「比較神話学」
...鰯のあたま――鰤のあたまダシにもならない鰯のあたまも信仰から十二月二十日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...「水先案内(パイロット・フィッシュ)」〔(鰤の類 Naucrates ductor 鱶の先頭に立つのでこの名がある)〕と呼ばれる魚だ...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...桐庵先生の無精鬚だらけの塩鰤(しおぶり)をおもわせる顔の上へと集まった...
正岡容 「小説 圓朝」
...一網に何万と鯔(ぼら)が入ったの鰤(ぶり)が捕れたのと言うけれどこの辺の内海じゃ魚の種が年年尽きるばかりだから...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...田辺の漁夫は大きさに準(よ)って鰤(ぶり)を「つはだ...
南方熊楠 「十二支考」
...長火鉢の傍にそろった四つの膳は至極淋しいもので「鰤」の照焼に...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...貢物は鰤(ぶり)とあるから...
柳田国男 「海上の道」
...北陸では鰤(ぶり)も同じ目途に供せられ...
柳田國男 「食料名彙」
...「その鰤は商売(あきない)物ばい...
夢野久作 「近世快人伝」
...そのままには受取れん」仁三郎は返事をしないままその鰤の半身(かたみ)をクフンクフンと嗅いでみた...
夢野久作 「近世快人伝」
...関西の市場に大勢力を占めていた対州鰤(たいしゅうぶり)という奴が在った...
夢野久作 「爆弾太平記」
...これは春先から対州(たいしゅう)の沿岸を洗い初める暖流に乗って来た鰤の大群が...
夢野久作 「爆弾太平記」
...それほど盛大を極めていた鰤の周遊が...
夢野久作 「爆弾太平記」
...間誤間誤(まごまご)すると鰤の代りに...
夢野久作 「爆弾太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??