...必ずしも鯊(はぜ)を釣らんとにはあらず九月二十七日 水竹居招宴...
高浜虚子 「五百五十句」
...巨大な鯊(はぜ)の口に似たある感じを与えて...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...それから此はと驚かされたのは血(ち)だらけの鯊(さめ)の頭だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...以前は二間もある海の鯊(さめ)がこゝまで上って来たと云う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
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永井荷風 「自選 荷風百句」
...鯊(はぜ)の佃煮を手土産にして一人で尋ねて来た...
永井荷風 「来訪者」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...『本草』に海中の虎鯊(こさ)能く虎に変ずとある...
南方熊楠 「十二支考」
...朝鮮鮒と金こと云う和鮒と鯊と...
山本周五郎 「青べか日記」
...一三)瓜盗む人の噂や風冷ゆる鯊(はぜ)登る川に燈籠流しけり茄子(なす)はぜぬ病怠る嫁の眉酒親し燈に来て鳴かぬ螽(きりぎりす)本売って酒ととのへぬ秋の風〔一三〕四十円ばかり入ったので小野と笹子峠を越えた...
山本周五郎 「青べか日記」
...釣れたのは大きな鯊(はぜ)であった...
山本周五郎 「青べか物語」
...「二歳の鯊がこんなとこまでのぼって来るんだな」彼の声には皮肉やからかいの調子はなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...大きな二歳の鯊を釣ったことが...
山本周五郎 「青べか物語」
...くるま蝦(えび)にしてもあなごにしても、鯊(はぜ)、きす、めごちにしても、自分は頭とか中骨とか尻尾(しっぽ)などを、べつに揚げさせて、それを肴(さかな)に焼酎を啜る...
山本周五郎 「青べか物語」
...自分で釣った鯊の煮浸しの小皿を脇に...
山本周五郎 「青べか物語」
...私は鯊を鉤(はり)から外してバケツに入れ...
山本周五郎 「青べか物語」
...自分で釣(つ)った鯊(はぜ)の煮浸しの小皿(こざら)を脇(わき)に...
山本周五郎 「青べか物語」
...鯊釣(はぜつり)の竿(さお)が見えだした」「夜ふかしがつづいたせいでございましょう」「それもある...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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