...獲物は、――鮒二つ、鯊一つ、そして句二つ...
種田山頭火 「其中日記」
...巨大な鯊(はぜ)の口に似たある感じを与えて...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...鯊の頭にはギョッとした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...以前は二間もある海の鯊(さめ)がこゝまで上って来たと云う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...以前は二間もある海の鯊(さめ)がこゝまで上つて來たと云ふ...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...夕景に「舟」で鯊(はぜ)網をやった...
山本周五郎 「青べか日記」
...一三)瓜盗む人の噂や風冷ゆる鯊(はぜ)登る川に燈籠流しけり茄子(なす)はぜぬ病怠る嫁の眉酒親し燈に来て鳴かぬ螽(きりぎりす)本売って酒ととのへぬ秋の風〔一三〕四十円ばかり入ったので小野と笹子峠を越えた...
山本周五郎 「青べか日記」
...私は鯊を鉤(はり)から外してバケツに入れ...
山本周五郎 「青べか物語」
...「二歳の鯊がこんなとこまでのぼって来るんだな」彼の声には皮肉やからかいの調子はなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...くるま蝦(えび)にしてもあなごにしても、鯊(はぜ)、きす、めごちにしても、自分は頭とか中骨とか尻尾(しっぽ)などを、べつに揚げさせて、それを肴(さかな)に焼酎を啜る...
山本周五郎 「青べか物語」
...例の鯊やきすやめごちやくるま蝦などの...
山本周五郎 「青べか物語」
...自分で釣った鯊の煮浸しの小皿を脇に...
山本周五郎 「青べか物語」
...自分で釣(つ)った鯊(はぜ)の煮浸しの小皿(こざら)を脇(わき)に...
山本周五郎 「青べか物語」
...干した河鯊(はぜ)をちぎって入れ...
山本周五郎 「失蝶記」
...重吉は鯊(はぜ)の佃煮(つくだに)と豆腐汁で酒を飲み...
山本周五郎 「ちゃん」
...留さんは秋鯊(はぜ)のように喜びでふくれながら帰って行った...
山本周五郎 「留さんとその女」
...鯊(はぜ)にくろ鯛がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索