...懐中している脇差の鯉口をゆるめて...
直木三十五 「南国太平記」
...それへ直れツ」櫻庭兵介が鯉口(こひぐち)をプツと切ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...プツリと鯉口(こひぐち)を切つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...プツリと鯉口(こいぐち)を切っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逃げ腰乍ら一刀の鯉口(こひぐち)を切ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左手で刀の鯉口を切って...
三好十郎 「斬られの仙太」
...左手で刀の鯉口を切って...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...居合腰のまま金剛兵衛の鯉口を切った...
夢野久作 「名君忠之」
...鯉口に半身の力をこめているので...
吉川英治 「江戸三国志」
...春日重蔵と千浪の二人だ」密(ひそ)かにプツリと切る鯉口...
吉川英治 「剣難女難」
...大刀の鯉口を握り締め...
吉川英治 「剣難女難」
...左の手を大太刀の鯉口に当て...
吉川英治 「私本太平記」
...刀の鯉口下(こいぐちした)三寸の辺をぐっと握ってみた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...八名の侍が刀の鯉口(こいぐち)に心をとめて坐っているのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...助広の鯉口をつかんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...太刀の鯉口を切った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵」鯉口を切った刀の柄(つか)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...刀の鯉口を切って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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