...「鯉でせうか、」省三は眼を見張つた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...それは鯉(こい)こくであった...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...大きな緋鯉(ひごい)が泳いでいたりした...
徳田秋声 「爛」
...鯉や豚の脂肉や鶏の臓物など...
豊島与志雄 「食慾」
...俎上の鯉となりましょう...
豊島与志雄 「無法者」
...その頃子供の遊びとしては城下の外の小さな川へ鮒や鯉を釣りに行くことで...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...鯉は魚中の霊あるものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...春花楼のお鯉がこんなところに――西川の力寿...
中里介山 「大菩薩峠」
...錦鯉と摺鈎の関係のようなもので...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...「鯉」の作者よ、次々の作を希待する!...
牧野信一 「推奨する新人」
...(三月二十五日)ある日左千夫鯉(こい)三尾を携へ来りこれを盥(たらい)に入れてわが病牀の傍(かたわら)に置く...
正岡子規 「墨汁一滴」
...しかもその釵は同日に同じ公園の池の鯉魚の腹から出て...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...武蔵の産物としては騎西(きさい)や加須(かぞ)の鯉幟(こいのぼり)もその一つに挙げるべきでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...一匹の緋鯉が沈んでいた...
山川方夫 「その一年」
...甲斐はそこで暫く黙っていたが、やがて低く、喉(のど)で笑った、「その女房は糸を切って、鯉を逃がした、それからながいこと、私が川の主を釣って、その主にひきこまれて、危なく溺れそうになった、という噂(うわさ)が広まったものだ」「本当に主でしたの」「どうだかな」甲斐は喉で笑った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...五斤の金鯉(きんごい)を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金鯉十尾(ぴき)ご入用とかって仰っしゃったのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
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