...侍女一 鰤、鮪ともに二万疋...
泉鏡花 「海神別荘」
...鰯、鱈、ひしこ、鮪、それからもつと沢山のいろんな魚をみんな海からとるのですわね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...太平洋の鮪船から発した「敵機見ユ……」の警報にあったとおり...
海野十三 「空襲警報」
...鮪衝く鮪一〇...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...大(おお)きい魚の鮪(しび)を突く海人よ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...大きなお皿に鯛のさしみやら鮪のさしみ...
太宰治 「お伽草紙」
...大きな盤台の中は鉛節(なまりぶし)が五六本に鮪(まぐろ)の切身が少々...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...夕食に鮪(まぐろ)の刺身(さしみ)がつく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鮪や鯨よりもっと大きな物がいるんですからね...
中里介山 「大菩薩峠」
...決して鮪取りの善さんなるものではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...鮪舟あさ行きしかど...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...死んだ鮪(まぐろ)のようになって眠りこけて居たんだ...
野村胡堂 「女記者の役割」
...腐った鮪(まぐろ)のようなものだ」そんな事を言いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人間だって鮪(まぐろ)だって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おかげですっかり……すっかり分りまして……」並べられているぶつ切りの鮪の皿の中へ顔を突っ込んでしまいそうに圓朝は...
正岡容 「小説 圓朝」
...山葵と鮪は合い物だ...
村井弦斎 「食道楽」
...アリストテレスまでが進んでこの学問を鮪に譲っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...黒塗に映えた鮪の鮮やかな濡れ色から視線が離れず...
横光利一 「旅愁」
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