...当代の照魔鏡(せうまきやう)たる検閲官諸氏の門を叩いて恭(うやうや)しくその蔵する所の発売禁止本を借用せよ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...きらりと輝く照魔鏡に怪しき人影映りけるにぞ...
泉鏡花 「活人形」
...魔鏡と名づくる鏡がある...
井上円了 「おばけの正体」
...魔鏡の作用を現出せしむることができる...
井上円了 「おばけの正体」
...今日にては魔鏡が魔鏡でなくて...
井上円了 「おばけの正体」
...この大魔鏡(だいまきょう)こそは航時機(タイムマシーン)を併用して居る無線遠視器である...
海野十三 「十年後のラジオ界」
...神秘学に含まれる題目の主なるものを雑然と列記してみると、占星術をはじめとするいっさいの卜占に関するもののほかに、低魔術(ロウ・マジック)としてはウィッチクラフト、悪魔学、吸血鬼、死者再現、黒魔術、呪符いっさい、護符いっさい、魔杖(ラブドマンシイ)、魔書、魔鏡、等々...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...文壇照魔鏡(ぶんだんしょうまきょう)という渋谷の詩人夫妻の私行をあばいた冊子(さっし)をわざと送り届けてよこした...
田山花袋 「田舎教師」
...閻魔大王(えんまだいわう)の照魔鏡見たいに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女が美しい魔鏡の世界からこの世に出てくる二つの道があるのであるが...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...地上の女が何かの理由でその影をこの魔鏡のなかにうつしているに相違ないと信じていた...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...歴々としてなお閻王(えんおう)の法廷に牽(ひ)かれて照魔鏡の前に立たせられたるに異ならず...
宮崎湖処子 「空屋」
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