...彼女は本当に魔性の女性で、男性を惹きつける力がある...
...その魅惑的な声色には、魔性のような魅力があった...
...彼は魔性のように見えるが、実は意外と純粋な人だ...
...あなたが私に見せる魔性的な魅力には本当にやられそう...
...魔性的な魅力で彼女を引き寄せる術を知りたい...
...魔性の悪戯(いたづら)に違ひありません...
芥川龍之介 「杜子春」
...いろいろな魔性(ましょう)が現れて...
芥川龍之介 「杜子春」
...魔性(ましやう)の蜘蛛(くも)の糸(い)にまかれ白縫姫(しらぬひひめ)と添臥(そひぶ)しの風は白帆(しらほ)の夢をのせいつかうとうとねたさうな...
竹久夢二 「どんたく」
...このごろこれら魔性(ましょう)怪性(けしょう)のものを憎むことしきり...
太宰治 「喝采」
...どこかに凄(すご)い魔性のものはいないか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この眼で奇怪の魔性のものを...
太宰治 「春の盗賊」
...もはや妖怪変化か魔性のものが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...この不思議な魔性の動物は...
谷崎潤一郎 「刺青」
...魔性の血が流れている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
......
富永太郎 「無題」
...魔性(ましょう)のほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...魔性(ましょう)の変幻自在なところ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...魔性の悪党どもが精進を守るわけはあるまいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...少しでもそれを忘れると本来の魔性があらはれて猛威を振ふことになる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...随身に弓の絃打(つるう)ちをして絶えず声を出して魔性に備えるように命じてくれ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よければおまえに相手をしてもらおう」「あのお嬢さんに叱られますよ」「あれは魔性のものだ」得石は自分で思うより酔っていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...魔性の女のいたずらな恋慕――内心如夜叉(にょやしゃ)の美貌に親切らしい化粧をつくッて...
吉川英治 「江戸三国志」
...人間というこの魔性の者をみずから裁(さば)けと...
吉川英治 「私本太平記」
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