例文・使い方一覧でみる「魎」の意味

...魍魎（もうりょう）のごとくのっさりと... 魍魎のごとくのっさりとの読み方
芥川龍之介「妖婆」

...ありとあらゆる魑魅魍魎（ちみもうりょう）が... ありとあらゆる魑魅魍魎がの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...童話の国の魑魅魍魎の類（たぐい）であろうか... 童話の国の魑魅魍魎の類であろうかの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...森全体がめしいたる魑魅魍魎（ちみもうりょう）に充（み）ち満ちているが如（ごと）くにも... 森全体がめしいたる魑魅魍魎に充ち満ちているが如くにもの読み方
江戸川乱歩「火星の運河」

...水には魍魎（もうりょう）がおると云われているが... 水には魍魎がおると云われているがの読み方
田中貢太郎「死んでいた狒狒」

...彼の商品たる魑魅魍魎のひとりに化けすまし... 彼の商品たる魑魅魍魎のひとりに化けすましの読み方
谷譲次「踊る地平線」

...今晩は魑魅魍魎（ちみもうりょう）が出ないで... 今晩は魑魅魍魎が出ないでの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...余吾之介はその魍魎（あやかし）をかきのけるように... 余吾之介はその魍魎をかきのけるようにの読み方
野村胡堂「十字架観音」

...何やら魍魎（あやかし）が... 何やら魍魎がの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...魑魅魍魎（ちみまうりやう）のやうに暗躍する惡者共を番毎顫（ふる）へ上がらせてゐる名題の名御用聞です... 魑魅魍魎のやうに暗躍する惡者共を番毎顫へ上がらせてゐる名題の名御用聞ですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...未知の魑魅魍魎について語るのである... 未知の魑魅魍魎について語るのであるの読み方
萩原朔太郎「宿命」

...魑魅魍魎（ちみもうりよう）の大群に取り圍まれて魘されてゐる... 魑魅魍魎の大群に取り圍まれて魘されてゐるの読み方
萩原朔太郎「夢」

...これはさながら魑魅魍魎（ちみもうりょう）の大懇親会... これはさながら魑魅魍魎の大懇親会の読み方
久生十蘭「ノンシャラン道中記」

...これこそは大都会の魑魅魍魎どもが... これこそは大都会の魑魅魍魎どもがの読み方
久生十蘭「魔都」

...魑魅魍魎（ちみもうりょう）が火に焼かれて逃げて行く絵を書いてもらった... 魑魅魍魎が火に焼かれて逃げて行く絵を書いてもらったの読み方
牧野富太郎「牧野富太郎自叙伝」

...魑魅魍魎（ちみもうりょう）を住まわせぬことにしている... 魑魅魍魎を住まわせぬことにしているの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...精神魍魎（もうりょう）として家を迷い出で行方知れずなってしまった... 精神魍魎として家を迷い出で行方知れずなってしまったの読み方
南方熊楠「十二支考」

...未明の辻に行迷っている魑魅魍魎（ちみもうりょう）は... 未明の辻に行迷っている魑魅魍魎はの読み方
山本周五郎「夜明けの辻」

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