...一種云ひ尽せない魅力のある...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...「でも魅力のある悪魔なんでしょう...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...魅力のある耳殻――そういうものをそっくりそのまま備えた別の男があっていいものだろうか...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...前方の声は魅力のある人を惹(ひ)きつける声で...
田中貢太郎 「死んでいた狒狒」
...それはまったく魅力のあるものだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...「まあとんでもない、そんなことをおっしゃるなんて、魅力のある、魔法使いのようなかたのくせに! あなたのようなかたをさげすむなんて! さあ、もう一度わたし、あなたの下唇を接吻しますわ、あなたの下唇ははれたようになってますけど、もっともっとはれあがるほど接吻してあげてよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おたかの顔は一体そういい顔ではなかったが何処かに非常に魅力のある処があった...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...不思議な魅力のある女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなに男にとつて魅力のあるものだらうかしら‥‥...
林芙美子 「就職」
...バルトウ氏の夫人はジャンヌといって、二十六、七の魅力のある、いかにも明るい顔立ちの婦人だった...
久生十蘭 「悪の花束」
...魅力のある筆で敍せられてゐる...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...なんともいえない魅力のある美しい歌をうたうんです...
三浦環 「お蝶夫人」
...絶えずチラツク若い心には魅力のあるまぼろしに...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...それなりに魅力のあるふくらみと...
山本周五郎 「風流太平記」
...それほども魅力のある何物でもないのが分つてくると...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...又極めて不思議な魅力のあることを...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...この金持の水木の家で素晴らしく魅力のある写真の手伝をして暮した方が...
蘭郁二郎 「魔像」
...フト眼の底に浮ぶ「明日の夢」!なんとそれは魅力のあるものであろうか――...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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