...僕はあんなに魅力のある脛をみたことがない...
海野十三 「階段」
...魅力のある品ですからね」「どうも僕には分りません」私はそこで口をはさまずにはいられなかった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...もちろん! 魅力のある女であった――だが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...あの魅力のある眼がいつものように美しく感じられないので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...(一九三四・八)19文芸評論家の意識小林秀雄(以下面倒だから「氏」を省く)は少なくとも私にとっては最も魅力のある文芸批評家である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...これは当時の識者にとって可なり魅力のある着想であるように見えた...
戸坂潤 「読書法」
...「まあとんでもない、そんなことをおっしゃるなんて、魅力のある、魔法使いのようなかたのくせに! あなたのようなかたをさげすむなんて! さあ、もう一度わたし、あなたの下唇を接吻しますわ、あなたの下唇ははれたようになってますけど、もっともっとはれあがるほど接吻してあげてよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...魅力のあるしかも恐ろしいことをもやり得る青年だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...魅力のあるものが...
直木三十五 「死までを語る」
...魅力のある白い頬に...
中里介山 「大菩薩峠」
...同時に強く人の眼を奪ふやうな魅力のある笑ひが始終たたへられてゐた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...不思議な魅力のある女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...カトリックとは全く魅力のあるものだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...バルトウ氏の夫人はジャンヌといって、二十六、七の魅力のある、いかにも明るい顔立ちの婦人だった...
久生十蘭 「悪の花束」
...フォークやナイフを使っていることが気はずかしくなったほど魅力のあるものだったので...
久生十蘭 「ハムレット」
...どんなに魅力のある美人だって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここが大いに魅力のある所であろう...
柳宗悦 「京都の朝市」
...又極めて不思議な魅力のあることを...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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