...彼に取ってはそれが殆(ほとん)ど結婚の最初から性慾的に何等の魅力もないことだった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...「宇津木さん」ほんとうに魅惑的なささやき...
中里介山 「大菩薩峠」
...冬山の魅力は、一に雪の森厳さと美しさとにある...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...何んと言う魅惑的な...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...不思議な魅力を撒き散らします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顏にまでも魅力が出來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この娘の持つ魅力は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外国語の髭文字の方が魅力に富んで居たのでしょう...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...一方で若者らしい思考の魅力に未だ支配されていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...作者の形造る感情世界に全然引入れてしまふ驚く可き魅力にある...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...溌溂さで「魅せられたる魂」のアンネットやシルヴィにまで伸び育ってゆく過程は実に心をひかれる...
宮本百合子 「彼女たち・そしてわたしたち」
...その人でなければ見られない魅力で迫って来るのです...
室生犀星 「陶古の女人」
...女蛇に魅入られたようなタマラナイ気持になるだけよ...
夢野久作 「二重心臓」
...海風に吹かれる新鮮な魅力を覚えて朝から矢代は時の近づくのが待ち遠しかった...
横光利一 「旅愁」
...抗し得ない魅力をおぼえた...
吉川英治 「大岡越前」
...味方にひきつける魅力か何かがあったには相違ない...
吉川英治 「私本太平記」
...世を蔽(おお)う悪政の魔魅(まみ)どもが敵であるだけです...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なんという純情な眼だろう、強い魅惑だろう、若い、ことに多感な、弦之丞の血をおののかさずにはいない力だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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