...あるいは無理があるのが登山の魅力の一つであるともいえよう...
石川欣一 「山を思う」
...魅(みい)られたる人の如くに恐る...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...その人形たちには一種不思議な魅力があった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...きっとこれが魅(わざ)をしているのだ」同年の男の傍にいる者が...
田中貢太郎 「水莽草」
...章一は鬼魅(きみ)が悪いので袴(はかま)と羽織(はおり)を鷲掴(わしづか)みにしてそこを飛びだした...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...一時はずいぶん青年を魅せしめたものだが...
田山花袋 「少女病」
...その魅力が別の意味で感じられて来た...
豊島与志雄 「理想の女」
...まったく魅せられてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それが怖(こわ)い魔物に魅入(みい)られて身動きのできない様子としか受取れない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...少しも人に憎まれない不思議な魅力があります...
野村胡堂 「百唇の譜」
...「夫人の魅力でも失敗しましたね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...魅力的で素敵な若者の特権じゃないでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...かれにとって一つの魅惑的な光景がつむぎ出された...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...魅力すなわち恐怖とも言えぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...又そんな悪魔に魅入られるような女ではない...
夢野久作 「白髪小僧」
...不良人間の魅力の方が...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...屋敷の眼光は鋭いがそれが柔ぐと相手の心を分裂させてしまう不思議な魅力を持っているのである...
横光利一 「機械」
...大安寺の他の諸像よりははるかに強い魅力を感ぜしめるであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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