...彼女の言葉の裏には何か魂胆があるようだ...
...彼の提案には、何か魂胆があるに違いない...
...彼の言葉には、魂胆が感じられない...
...あの人の魂胆が分からないので、心配だ...
...彼女の行動には、魂胆を感じた...
...たんに仕事を長びかせるための渡瀬の魂胆(こんたん)ではないかと邪推しだしたらしいのを渡瀬は感じた...
有島武郎 「星座」
...あとで大笑いをさせる魂胆だろうと思った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...何か魂胆があるのだと感づいた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何かのダシに遣(つか)おうとの魂胆でなければ何だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...京之助に家督を継がせる魂胆(こんたん)をめぐらし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半分貰う魂胆(こんたん)なんだ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...半礼装なるものを探させようという魂胆なんですワ...
久生十蘭 「猪鹿蝶」
...東印度会社の念の入った魂胆を見ぬいてしまったので...
久生十蘭 「ひどい煙」
...だがどんな事をしても死を免れる魂胆だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...たぶんそんな魂胆だろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...売り飛ばして仕舞うて魂胆なんだよ...
牧野信一 「創作生活にて」
...見せつける魂胆だつたのかも知れないぜ...
牧野信一 「まぼろし」
...魂胆もあり気に見えたが...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...いじのわるいよろこびを私はブランカらしく満喫しようという魂胆です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何かためにしようとする魂胆から...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうもおっ母さんのやってくるのは魂胆があってのことで...
矢田津世子 「神楽坂」
...別荘へやって下すったのも奥様の魂胆とやら……美男子の亭主をもっていると気苦労なこった...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...今日私が曲馬場で死ぬ程心配させられた裏面の魂胆も...
夢野久作 「暗黒公使」
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