...彼女の言葉の裏には何か魂胆があるようだ...
...彼の提案には、何か魂胆があるに違いない...
...彼の言葉には、魂胆が感じられない...
...あの人の魂胆が分からないので、心配だ...
...彼女の行動には、魂胆を感じた...
...二 魂胆色遊懐男「魂胆色遊懐男(こんたんいろあそびふところをとこ)」はかの「豆男江戸見物(まめをとこえどけんぶつ)」のプロトタイプなり...
芥川龍之介 「案頭の書」
...弟子の逃げまはる有様を写さうと云ふ魂胆らしかつたのでございます...
芥川龍之介 「地獄変」
...翌日以後大いに利用しようという魂胆(こんたん)だったということである...
海野十三 「暗号音盤事件」
...何か深い魂胆(こんたん)がなければなりません」明智はそこでポッツリと言葉を切って...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...伯爵のために何かと骨を折つて貰はうといふ虫のいゝ魂胆からである...
高田保 「恋文」
...のこのこ押入れにはいろう魂胆(こんたん)...
太宰治 「創生記」
...自分から猥談(わいだん)めいた述懐を引き出そうという魂胆のようでした...
太宰治 「人間失格」
...もちろん親父にも別段の魂胆があってそんなことを言ったわけではございません...
橘外男 「蒲団」
...何カ魂胆(こんたん)ガアルノデハナイカ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...劇作家連の間に設けて置く彼等文壇一味の伏兵が一時に起ってそれこそいいように母屋をまるめて了う魂胆は眼に見えるようでもある...
中里介山 「生前身後の事」
...その後に長州を亡ぼそうという魂胆が...
中里介山 「大菩薩峠」
...時にとっての魂胆がわからない限りでもございませんがね……」と青嵐居士...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちから訴え出て良(い)い子になろうという魂胆さ」「その辺は馬鹿じゃないね」「どんなに器用な細工をしたところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かえって思いきらせるには好いからって魂胆で嫁(や)ったんだって言いますものね...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...この目出度い仮装行列の出発に際して奴等が持つてる俺達の借金証書を血祭の煙と燃やさせてしまはう――といふ僕の魂胆...
牧野信一 「馬上の春」
...積り積つてゐる溜飲をさげようといふ魂胆だつたのである...
牧野信一 「山彦の街」
...章子はひろ子の魂胆を感づいたのであった...
宮本百合子 「高台寺」
...今日私が曲馬場で死ぬ程心配させられた裏面の魂胆も...
夢野久作 「暗黒公使」
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