...彼女の言葉の裏には何か魂胆があるようだ...
...彼の提案には、何か魂胆があるに違いない...
...彼の言葉には、魂胆が感じられない...
...あの人の魂胆が分からないので、心配だ...
...彼女の行動には、魂胆を感じた...
...そこには何か魂胆がありそうだった...
犬田卯 「米」
...そんな奴には種々(いろいろ)又魂胆(こんたん)がありまして...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...敵にどう云う魂胆があるか知れないのにそれも危険だ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...相当の魂胆がなければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後に長州を亡ぼそうという魂胆が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この辺にそう魂胆や遺恨を持っている者はないはず――また...
中里介山 「大菩薩峠」
...時にとっての魂胆がわからない限りでもございませんがね……」と青嵐居士...
中里介山 「大菩薩峠」
...「兄さんはその底に何か魂胆(こんたん)があるかと思って...
夏目漱石 「明暗」
...王の良心を罠にかけて見ようとするハムレットの魂胆を...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...公演は見ない魂胆でっか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...それが魂胆だったと思いますか」バイオレット・デシエが震えて言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...復讐の水雑炊でも喰はさうといふ敵の魂胆かも知れないから...
牧野信一 「鬼の門」
...この目出度い仮装行列の出発に際して奴等が持つてる俺達の借金証書を血祭の煙と燃やさせてしまはう――といふ僕の魂胆...
牧野信一 「馬上の春」
...積り積つてゐる溜飲をさげようといふ魂胆だつたのである...
牧野信一 「山彦の街」
...魂胆(こんたん)したか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...章子はひろ子の魂胆を感づいたのであった...
宮本百合子 「高台寺」
...協皇子を立てて御位を継がしめようという魂胆(こんたん)に密議は一決を見たようであります...
吉川英治 「三国志」
...この江漢がすべての魂胆を割ッて申そう」「ウーム」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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