...彼女の言葉の裏には何か魂胆があるようだ...
...彼の提案には、何か魂胆があるに違いない...
...彼の言葉には、魂胆が感じられない...
...あの人の魂胆が分からないので、心配だ...
...彼女の行動には、魂胆を感じた...
...なにか魂胆ありげな表情なのです...
梅崎春生 「Sの背中」
...翌日以後大いに利用しようという魂胆(こんたん)だったということである...
海野十三 「暗号音盤事件」
...この事件から手を引かせようという蠅男の魂胆だった...
海野十三 「蠅男」
...紺(こん)足袋をすらりと脱ぎ捨て白足袋をきちんと履(は)いて水際立(みずぎわだ)ったお使者振りを示そうという魂胆(こんたん)であったが...
太宰治 「佳日」
...これの高じたものが沈没船引上げの魂胆となるのである...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...何か魂胆があるのだと感づいた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何かのダシに遣(つか)おうとの魂胆でなければ何だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後に長州を亡ぼそうという魂胆が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほかにまだ魂胆があると思ってるんですのよ」「ほかに?」お延は意外な顔をした...
夏目漱石 「明暗」
...実は必要以外にこんな魂胆が潜んでいたからでもあった...
夏目漱石 「明暗」
...京之助に家督を継がせる魂胆(こんたん)をめぐらし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お布施でもたんまりせしめようという魂胆(こんたん)でしょうが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...半礼装なるものを探させようという魂胆なんですワ...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...いきなり実力接収と行こうという魂胆...
久生十蘭 「魔都」
...見せつける魂胆だつたのかも知れないぜ...
牧野信一 「まぼろし」
...定めし俺達の奇智に人々は舌を巻くだらうが!」「奴が俺達の酒宴に媚を呈して大酒を浴びた魂胆は...
牧野信一 「武者窓日記」
...魂胆(こんたん)したか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どういう魂胆でこんな人を小馬鹿にしたようなことをやるのかしら」二日おき一日おき二日おきといったぐあいに...
山本周五郎 「思い違い物語」
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