...それに魂を奪はれて...
芥川龍之介 「地獄変」
...まだ霊魂界のことについては...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...いや全く魂消(たまげ)たのなんのって...
高見順 「如何なる星の下に」
...あらゆる信仰と血統とを超越した自由な魂を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その根元になく虫に――あらゆる物にあふれてゐる喜びで私の魂を牽きつけようと企んでゐるのだ...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...要するに芸術とは、自然と人情とを、対抗的にではなく、魂の裡に感じ、対抗的にではなく感じられることは感興或ひは、感謝となるもので、而してそれが旺盛なれば遂に表現を作すといふ順序のものである...
中原中也 「詩に関する話」
...第一の努力はすでに今現に檢討の對象をなす靈魂不死性即ち無終極性の意味における(僞りの)永遠性の立場において行はれる...
波多野精一 「時と永遠」
...魂の最も崇高な祭典へ呼ぶために鳴らしたその鐘は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...俺を家の番人(ばんにん)にしやうといふんだ………魂のある道具(どうぐ)にして置かうといふんだ...
三島霜川 「平民の娘」
...ドイツの俗信に死人の魂は鼠となる...
南方熊楠 「十二支考」
...それはわずかにわが霊魂の表面を行きつもどりつする思いであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おさない者の霊魂を名誉と自由とに向って育成しようという教育のなかには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...霊魂は後見の下におく方がかえって有利です...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もし肉体が霊魂と同じようにわたし次第でどうにでもなるものなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...魂を奪われてばかりおりましたのは...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...無数の民の幽魂(ゆうこん)に見えてならない...
吉川英治 「三国志」
...協皇子を立てて御位を継がしめようという魂胆(こんたん)に密議は一決を見たようであります...
吉川英治 「三国志」
...おらの縄を解け」伊織の小さい魂は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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