...もしその「霊魂の微笑」の蔭に...
芥川龍之介 「支那の画」
...葉子の逍遙(しょうよう)を楽しませるために精魂を尽くした...
有島武郎 「或る女」
...そこへ島田に結った初々しい魂が...
泉鏡花 「怨霊借用」
...神武天皇御東征当時からの崇高な大和魂が...
海野十三 「空襲下の日本」
...遥々(はるばる)欧洲の戦場に参戦して不幸にも陣歿したわが義勇兵たちのため建立(こんりゅう)してあった忠魂塔と...
海野十三 「東京要塞」
...瀧口時頼が武士の魂の曇なき證據...
高山樗牛 「瀧口入道」
...だから魂のことを考えなければいけないわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...しかも常に彼の魂を掻きむしりつづける亡兒の追憶と...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...如何(いか)なる影をも明るしとなす……という魂たちから湧(わ)き出る信仰の泉...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...がオリヴィエのように孤独を愛する魂にとっては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...肉体と霊魂とは河水のごとく流れ去る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その花売り娘も今は人の魂にその花をささげていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...右は止むに止まれぬ大和魂の迸(ほとばし)りである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...新古今に「たゞ松の風」といへるもこの句一首の魂なればこそ結に置きたるなれ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...今は魂が据(すわ)って来て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ただしこの争闘で児の体は不具もしくは流産となるが争闘の果ては人魂が毎(いつ)も虎魂に克(か)つ...
南方熊楠 「十二支考」
...上下左右へ即座に方向転移の出来る飛躍自在の魂(たましひ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...我が魂をどん底まで凍らせるのだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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