...しかしついにこの鬼神の働きもおわるときがきた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...官憲から鬼神のように恐れられてる大危険人物だとは恐らく番台の娘も流しの三助(さんすけ)も気が付かなかったろう...
内田魯庵 「最後の大杉」
...まるで鬼神のようであった...
海野十三 「火星兵団」
...帆村はん」鬼神のように猛(たけ)き帆村だったけれど...
海野十三 「蠅男」
...その鬼神の楼閣一下して...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...これなお鬼神の門戸にして...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...どうして鬼神の徳の盛んなことを知らないのじゃ...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...鬼神の如く今四度(よたび)奮然として進む時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さながら鬼神のすがたであった」「その日の夕暮...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼神の働きをする――ところへ重太郎を助けんがために...
中里介山 「大菩薩峠」
...芝居で致しまする鬼神のお松のような...
中里介山 「大菩薩峠」
...切支丹を悪魔鬼神の如く恐れた当時の人も...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...みだりに政府を尊崇すること鬼神のごとく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...呪というはその実鬼神の名に過ぎず...
南方熊楠 「十二支考」
...鬼神のごとく強いとはいえ蝙也も人間である...
山本周五郎 「松林蝙也」
...鬼神のごとく怒った日本左衛門が...
吉川英治 「江戸三国志」
...かくてこの天より降(くだ)れる鬼神の陣かとも疑われるこの妖装軍(ようそうぐん)は...
吉川英治 「三国志」
...まさか鬼神の騎兵隊でもあるまいに」ともあれと...
吉川英治 「新・水滸伝」
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