...梁山泊の鬼畜集団とも呼ばれることもあるけど、それは誤解だと思う...
...あの鬼畜は冥罰を受けるべきだ...
...この醜怪なる鬼畜の舞踊から遠ざかった...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...鬼畜(きちく)か悪魔か...
海野十三 「宇宙戦隊」
...正に鬼畜の類であった...
海野十三 「蠅男」
...鬼畜の如き心をもっている)そう久光を...
直木三十五 「南国太平記」
...【第二回】一四十何人の者を、無差別に大川の水に陥ち込ませようとした、恐ろしい曲者(くせもの)、その思いやりの無い、鬼畜の残虐性が、ひどく平次の怒りをかき立てたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……痩せても、枯れても川崎了斎(かわさきりょうさい)の裔(すえ)、鬼畜に祟りなし、ぐらいのことはちゃんと心得ておる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それ何ぞ、鬼畜に類するや...
火野葦平 「花と龍」
...だが居合せた一同は大皿の豚のキモだけを食べていた……」もしこれが事実なら検事の論難する如く戦慄すべき『鬼畜の所業』というべきである...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...鬼畜といえどもなびき...
正岡容 「寄席」
...さらに倉岡元庵の忰元仲をしておよそ世にあるまじき鬼畜としているところなど...
正岡容 「我が圓朝研究」
...隊一 天狗党の挙兵を何だと思うているかッ! 貴様達如き民百姓の膏血を絞って生きている大小の鬼畜を亡ぼすための挙じゃぞ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...心は現世の鬼畜、悪魔、外道に弥増(いやまさ)るやらむ...
夢野久作 「白くれない」
...今のように黄魔鬼畜(こうまきちく)の跳梁(ちょうりょう)にまかせている暗黒な世には...
吉川英治 「三国志」
...黄魔鬼畜(こうまきちく)を討ってどうとかぬかしていたが、黄魔とは、誰のことだ、鬼畜とは、何をさしていったのだ」「べつに意味はありません」「意味のないことを独りでいうたわけがあるか」「あまり山道が淋しいので、怖ろしさをまぎらすために出たらめに、声を放って歩いてきたものですから」「相違ないか」「はい」「――で、何処まで行くのだ...
吉川英治 「三国志」
...鬼畜の如き暴兵は...
吉川英治 「三国志」
...鬼畜(きちく)のごとく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おのれ鬼畜(きちく)め...
吉川英治 「平の将門」
...ソノ暴状ハ鬼畜モヨク為(ナ)ス所ニアラズ――と...
吉川英治 「平の将門」
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