...でも、その鬼ごっこは、ついに成功して、ゆかの上に転がりおちていた電話機をひろいあげることができたのは、それからものの五分とかからぬ後のことだった...
海野十三 「海底大陸」
...鬼ごっこか何かを始めたと見えて部屋から部屋へ走り廻(まわ)る物音や...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...おそろしい鬼ごっこがつづきましたが...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...悲惨な鬼ごっこだった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...出て来い」蘭堂は鬼ごっこの鬼の様に...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...棚田の家の奥深くはいり込んで近所の子供と一緒に鬼ごっこなんぞをして遊んだこともあります...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...五人は蜂と鬼ごっこでもしているように...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鬼ごっこや繩飛(なわと)び...
徳田秋声 「縮図」
...「そのあいだにみんなで鬼ごっこをしましょうよ!」と赤毛が有頂天になって叫んだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...その外、鬼ごっこ、駈けっくら、隠れん坊、すべてそういうような遊びをすると私はいつでも負けた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...子供相手に鬼ごっこして楽しむようなものかも知れないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その辺で鬼ごっこでもしている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鬼ごっこ、子をとろ子とろ、雛(ひな)一丁おくれ、釜鬼(かまおに)、ここは何処(どこ)の細道(ほそみち)じゃ、かごめかごめ、瓢箪(ひょうたん)ぼっくりこ――そんなことをして遊ぶ...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...子供たちは鬼ごっこで無中になったが...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...伯母はそのお家の前で鬼ごっこなんぞしていると叱っていった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...どうせ警官と鬼ごっこをしているような身体(からだ)ですからね...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...鬼ごっこや隠れんぼうをするとか...
山本周五郎 「つばくろ」
...彼を相手に鬼ごっこをやり...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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