...馬の鬣(たてがみ)は益々乱れ...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...その面に附いている水色に白く水玉を染出した布片に多分鬣(たてがみ)を表わすためであろう...
寺田寅彦 「夢判断」
... 490かくせば彼の捕へくる鬣振ふ敵の馬安らに過ぎむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...身につくる軛の左右垂れさがる其美はしき鬣は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鬣(たてがみ)を引っ掴んで(某の...
直木三十五 「南国太平記」
...鬣(たてがみ)を垂れ...
永井荷風 「元八まん」
...愛らしい小馬の臥たり起きたり鬣(たてがみ)を振ったりしている中を...
中里介山 「大菩薩峠」
...獅子の鬣(たてがみ)のやうに怒つた髪...
原民喜 「鎮魂歌」
...足の太い馬が毛の抜けた鬣(たてがみ)を振って懶(ものう)そうに嘶(いなな)いている...
火野葦平 「糞尿譚」
...凝つと鬣の蔭から打ち仰いで...
牧野信一 「鱗雲」
...獅子のごとき鬣(たてがみ)で肩を覆える老猴ども前に立ち...
南方熊楠 「十二支考」
...鬣の周囲に激しく渦巻く焔を感じた...
三好達治 「測量船」
...湯気が馬車屋の馬の鬣(たてがみ)へまつわりついて流れていた...
横光利一 「上海」
...鬣(たてがみ)を振ってみたり...
横光利一 「夜の靴」
...鬣(たてがみ)に銀を散らしぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...鬣(たてがみ)にしがみついていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...城太郎は鬣(たてがみ)にしがみつきながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鬣(たてがみ)にしがみついたまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
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