...もじやもじやの鬣(たてがみ)に長い赤錆色の尾をたらし...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...すりきれたくしゃくしゃの鬣(たてがみ)は...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...厩の馬の鬣を振ふ音や...
石川啄木 「天鵞絨」
...駒(こま)の鬣(たてがみ)がさら/\と...
泉鏡太郎 「一席話」
...房一はわざと鬣から手をはなしてみる...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その面に附いている水色に白く水玉を染出した布片に多分鬣(たてがみ)を表わすためであろう...
寺田寅彦 「夢判断」
... 455まみれし塵を地の上に鬣振ひ拂ひ去り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鬣長き一群の戰馬ひとしく禍を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鬣(たてがみ)を引っ掴んで(某の...
直木三十五 「南国太平記」
...血を浴びた首筋の毛が逆さに立って獅子の鬣(たてがみ)を見るようでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ドウドウドウ」と鼻面から鬣(たてがみ)をさすつて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬の鬣(たてがみ)のやうに荒々しい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その着物を着た鬣狗(ハイイナ)は身を起すと...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この馬五百商人を尾と鬣(たてがみ)に取り着かせ海を渡りてその難を脱れしめたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...鬣(たてがみ)を打振って...
吉川英治 「上杉謙信」
...その鬣(たてがみ)が炎の流るるように見え...
吉川英治 「三国志」
...呂布がひいて来た駿馬の鬣(たてがみ)をなでながら...
吉川英治 「三国志」
...鬣(たてがみ)にしがみついたまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
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