...尾と鬣(たてがみ)とを...
芥川龍之介 「偸盗」
...狭霧(さぎり)の様な呼気(いき)を被つて氷の玉を聯ねた鬣(たてがみ)を...
石川啄木 「菊池君」
...馬(うま)が鬣(たてがみ)を振(ふ)るが如(ごと)く幌(ほろ)が搖(ゆ)れた...
泉鏡太郎 「大阪まで」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...鬣ながく背にまきて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...鬣(たてがみ)を指の間でしつかりと捉む...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...乃至(ないし)は眞夜中(まよなか)に馬(うま)の鬣(たてがみ)を紛糾(こぐらか)らせ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...一矢飛ばして其馬の頭を鬣生ゆるきは...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鬣美なる駿足を兵車よりして解き放ち...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...軛の輪より垂れさがる 405鬣長く地に觸れて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鬣(たてがみ)を引っ掴んで(某の...
直木三十五 「南国太平記」
...鬣(たてがみ)は乱れて空に向って逆立つ...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...旋風のやうに黒馬(あを)が鬣を振る...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...夢中で意地悪なタイキの鬣に獅噛(しが)みついてしまつたの...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...浪うつ鬣の向日葵のやうに燃えあがる首を起こし...
三好達治 「測量船」
...鬣(たてがみ)を振ってみたり...
横光利一 「夜の靴」
...鬣(たてがみ)を振り上げた馬は躍り上り...
横光利一 「夜の靴」
...秀吉はもう馬の鬣(たてがみ)へすこし半身を出して手をのばしていた...
吉川英治 「黒田如水」
便利!手書き漢字入力検索