...鴉髻(あけい)の頭を凭(もた)せながら...
芥川龍之介 「南京の基督」
...髻(たぶさ)を掴(つか)んで...
泉鏡花 「薄紅梅」
...疊薦(たたみこも)一六平群(へぐり)の山一七の熊白檮(くまかし)が葉を髻華(うず)に插せ一八...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...髻(もとどり)垂(た)れし幼時より劒(つるぎ)の光...
高山樗牛 「瀧口入道」
...お刀でその髻を切り落して坊主にしておしまひになりましたさうで...
太宰治 「右大臣実朝」
...「仙波が来ぬが、始めよう」名越左源太は、細手の髻、一寸、当世旗本風と云ったようなところがあったが、口を開くと、底力を含んだ、太い声であった...
直木三十五 「南国太平記」
...やはり同じように髻(もとどり)をあげた壮士でありまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...或日伏見の寺田屋へ大きな髻(わげ)を結つた男が来て...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...「するとお前は、髻を切られたの、白装束の男がいたのと言いふらしたのは、あれは拵(こさ)え事だったと言うのか」「相済みません」喜三郎はこうくり返すばかりです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又は髻(もとどり)が切(きっ)て結(ゆ)い付けてある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...髻を切つて髮を散らす...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...老人髻(もとどり)落つるをを以て繋ぐ〉とあり...
南方熊楠 「十二支考」
...髻(もとどり)をしるしに切り取った甚五郎は...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...髻(モトドリ)ヲ掴ミ合ヒ...
吉川英治 「上杉謙信」
...髪は髻(たぶさ)に結(ゆ)い...
吉川英治 「江戸三国志」
...何か認(したた)めたものを小袖づつみの生首の髻(もとどり)に結びつけて...
吉川英治 「剣難女難」
...その細首の髻(もとどり)を...
吉川英治 「三国志」
...その下の髻(もとどり)を...
吉川英治 「三国志」
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