...天照らす大御神の左の御髻(みみづら)に纏(ま)かせる八尺(やさか)の勾珠(まがたま)の五百津(いほつ)の御統(みすまる)の珠を乞ひ度して...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その場で髻を切って刀と一所に御前へ差出して...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...左の手で髻(もとどり)を掴(つか)み...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...かっとなった庄吉は「うぬっ」小太郎の髻を...
直木三十五 「南国太平記」
...そこで髻(もとどり)を以前の通りにクワイの把手(とって)にしてみましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...髻(もとどり)を格子に絡んだまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御髻(もとどり)を失われたのだよ」「えッ」「昨日...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...武士の髻(もとゞり)を切るとは憎みても餘りある曲者だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...髻(たぶさ)へと武者振り付くのです...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...左手で髻でも掴んで急所を衝けば...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...風が髻(もとどり)の解けた髪を吹きさらして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この間に髻(もとどり)はじく...
三木竹二 「いがみの権太」
...脇差の小柄(こづか)を抜き取って髻(もとどり)を押し切って...
森鴎外 「阿部一族」
...また旭山の一城は、髻山の砦よりも、この戦場の地に近い善光寺と犀川の中間にあるのだから、大いにそこは恃(たの)むべき拠点であるにもかかわらず、謙信は、それすら遥かに捨てて顧みもしなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...こんがらは対手の荒神十左に斬りたおされた兄弟分せいたかの髻(もとどり)をふところに入れて...
吉川英治 「剣難女難」
...白髪(しらが)まじりの髻(もとどり)の根をつかんだ...
吉川英治 「剣の四君子」
...その下の髻(もとどり)を...
吉川英治 「三国志」
...若い髻(もとどり)を切って...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??