...此河床から十六米程高く古風に靜かな高遠町は見渡される...
今井邦子 「伊那紀行」
...…………そして夜中にはどこかに火事があつた!・こどもなかよくあたゝかく芽ぶく・大(マヽ)鼓たたいてさくらちるばかり(高遠)みすゞかる信濃の国の御幣餅です・ぬけさうな歯がぬけてほつと信濃の月(信濃が木曽になる!)・春の夜ふけるとぬけるまへの歯のなやみ・あの水この水の天龍となる水音(伊那)ひるからは風が出て西駒東駒の残雪(望嶽居)・月あかりして山が山がどつしり( 〃 )五月五日晴...
種田山頭火 「旅日記」
...文の大要は『私共は貴下の令息の高遠なる理想に共鳴するものであります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...すべての美しくして高遠なるもののために...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...はなはだしく多量に「美しくして高遠なるもの」...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...進歩という高遠な利害...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...現今ヨーロッパのもっとも高遠な思想を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...主任司祭中田神父様の高遠な理想...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...高遠で且つぱっとする仕事に対して...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...これらの高遠な理論の本当の意味を解しかねているので...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...また非常に高遠に見えるので...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...未來の複雜にして高遠なる新定律の形式に移るべきで...
萩原朔太郎 「青猫」
...その志すところけだし高遠にあるなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その志を高遠にせざるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...才智高遠にして大慢を生じ...
南方熊楠 「十二支考」
...又高遠城には五かゝへの桜あり...
柳田國男 「信濃桜の話」
...信州も高遠(たかとお)附近ではマンガといい...
柳田国男 「木綿以前の事」
...私のものは高遠な...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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