...「だが千円は頗(すこぶ)る高直(こうじき)だ...
泉鏡花 「活人形」
...いわんや武備なるものはこれを驕奢品として考うればもっとも不廉高直(こうち)なる代物なるにおいてをや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...高直なる驕奢品は廉直なる驕奢品ののちにおいてするはこれ経済的自然の順序なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...分限(ぶんげん)を忘るる故諸色(しょしき)高直(こうじき)に相成るなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...高直(こうぢき)に成り行き万民の難渋少からず...
中里介山 「大菩薩峠」
...何でも物価高直(こうじき)の折柄(おりから)...
二葉亭四迷 「平凡」
...高直(たかね)で買い取った馬は初め四の杭(くい)に登り立ち...
南方熊楠 「十二支考」
...この年春は売買去年冬よりもなお高直(こうじき)なり...
南方熊楠 「十二支考」
...「古(むか)し我先人が文明を買ひし価(あたひ)は国を亡(うしな)ふ程に高直なりき」と白皙(はくせき)人種に駆使せられながら我子孫のツブヤカんことを...
山路愛山 「英雄論」
...高崎悪四郎左衛門高直など……...
吉川英治 「私本太平記」
...――その上にも、鎌倉からは、長井遠江守、長崎孫四郎、南条高直、雑賀隼人(さいかはやと)ノ佐(すけ)らが、ぞくぞく応援のため、軍兵(ぐんぴょう)をつれて上洛もしている今...
吉川英治 「私本太平記」
...その下には侍大将の南条左衛門高直以下の勢(ぜい)六万騎と...
吉川英治 「私本太平記」
...押し返せ」侍大将の南条高直は...
吉川英治 「私本太平記」
...侍大将の南条高直は...
吉川英治 「私本太平記」
...高直は下にうずくまったが...
吉川英治 「私本太平記」
...南条高直の戦死も...
吉川英治 「私本太平記」
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