...まことに御高徳の感化の力は美事なものでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...いよいよ御高徳を讃嘆せられ...
太宰治 「右大臣実朝」
...ここにも児島高徳らしい独逸人がかなり逍遥している...
谷譲次 「踊る地平線」
...かくてこの高徳の人物も...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かの備後三郎高徳(たかのり)の父であるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...末寺(まつじ)ながら上野では幅の利けた高徳...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まことに高徳の僧らしくみえた...
吉川英治 「私本太平記」
...主人のほかな人影が室に見えたためか、男は、くつぬぎの辺に、だまって蟇(がま)のような姿をして、うずくまったきりであったが、やがて高徳から、「して、どうだった...
吉川英治 「私本太平記」
...子息の権ノ五郎と高徳らが追ッついたのは...
吉川英治 「私本太平記」
...これへも、高徳が立って、ねんごろに、戦いの利害と策を言って聞かせた...
吉川英治 「私本太平記」
...「ひと目でも」と、大覚ノ宮は、後醍醐を慕い、高徳もまた、「つかの間(ま)なりと、咫尺(しせき)に天顔を拝して」と、自分たちのこの思いを、なんらかによって、帝のお胸へ、結んでおかぬことにはと、お道筋を先へ廻って、時刻をはかっていた今夜であった...
吉川英治 「私本太平記」
...高徳の眸にはその人のうごかぬ姿が...
吉川英治 「私本太平記」
...おとといの夜、ここでお姿を見失うてから、この高徳、どれほどお捜し申していたかしれませぬ」「知れぬはず、佐々木道誉という者の手に捕われて、つい今暁まで宿所の土倉に籠(こ)められていたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...あとは高徳をねぎらいながら雑談に入っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...宮方の児島(こじま)三郎高徳(たかのり)なる者がおりまして」「ム...
吉川英治 「私本太平記」
...隠岐から都へ還幸(かんこう)となった曠(は)れの日に――高徳もまた宮と共に...
吉川英治 「私本太平記」
...高徳は七条口でよく戦い...
吉川英治 「私本太平記」
...高徳の称はじっさい種々(さまざま)に書かれてきた...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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