...やん事ない高徳の沙門(しやもん)だつた...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...當時の住持賢融和尚の高徳の致す所なりと石碑に記されたり』と...
大町桂月 「川魚料理」
...上人のような高徳の聖(ひじり)でさえ...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...かくてこの高徳の人物も...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...児島高徳(こじまたかのり)に投げられた雑兵(ぞうひょう)が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...僧正は一代の高徳...
穂積陳重 「法窓夜話」
...また戦後の今日も屡々私は青山高徳寺にその墓を掃つてゐる...
正岡容 「下谷練塀小路」
...或は三葉葵の定紋大屋根に戴いてゐた高徳寺の当主は...
正岡容 「下谷練塀小路」
...一山の高徳天室、宗謙、その他の衆僧が、曹洞最大な法華(ほっけ)をささげて、英魂の冥福をいのるあいだも、義清は、ひとみをあげて、それの壇を仰ぐことができなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...高徳もその一人だ...
吉川英治 「私本太平記」
...かんじんなその高徳が...
吉川英治 「私本太平記」
...高徳と五郎とは、睨(ね)め合うように、どっちも黙りこくッていた...
吉川英治 「私本太平記」
...それはみな児島高徳の親族...
吉川英治 「私本太平記」
...――高徳は地に匍伏(ほふく)したまま...
吉川英治 「私本太平記」
...「覚えておこう」高徳は...
吉川英治 「私本太平記」
...あとは高徳をねぎらいながら雑談に入っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...高徳も窪所(くぼしょ)の一員としてお仕えしていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...先帝の高徳を偲(しの)び...
吉川英治 「私本太平記」
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