...彼の高弟たる本居宣長また然りで彼は幕府が倒壊し...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...国芳も国貞も倶(とも)に故人豊国翁の高弟だが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...仏頂寺は斎藤弥九郎の高弟...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっと田舎廻(いなかまわ)りの安画家の高弟程度の絵が描けるようになったのでも余り面白くない...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...絵は木挽(こびき)町の狩野(かのう)の高弟で...
長谷川時雨 「大門通り界隈一束」
...山路の高弟なる藤田定資は...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...一日(あるひ)先生は高弟一同を集めて諭す所があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...◇高弟梅津朔造氏の令息で...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それから後斎田氏は高弟連中から色々な質問を委託されて翁の網打ちのお伴をしなければならなくなったが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...「この老耄(おいぼれ)めがッ――」と続いてかかって来た大月玄蕃の高弟深沢大八...
吉川英治 「剣難女難」
...くわっと乗って来るような不覚はこの四高弟のうちにはない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「あぶないっ」「手を出すな」四高弟の者は初めて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...四高弟の眼には、そのせつな、破れ障子のような武蔵のすがたが見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こいつはまだ自分が吉岡門の高弟祇園藤次なる者であることを知らないのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あんなのが高弟じゃ吉岡道場もざまはない)ことおかしげに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...吉岡の十剣と自称している高弟のうちの一名だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...京流の十剣と自称している高弟組の半分は見えているから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...他の老臣や四高弟の者にも計って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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