...しかし余り高尚なむずかしい講義はしない...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...奈何(いかに)といふにサンタもアヌンチヤタが品性の高尚なると才藝の人に優(すぐ)れたるとをば一々認むといひたればなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...高尚なお話が好きですし...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「ひこうかばん」
...悪戯(いたづら)といふものは人間のする事業のなかでは最も高尚なものの一つで...
薄田泣菫 「茶話」
...それはその画家が高尚な人であったからである...
高浜虚子 「俳句への道」
...高尚な芸術でないと思っているのであろうか...
太宰治 「如是我聞」
...最も高尚な民族から堕落してきたそれらの末裔(まつえい)の中にも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...高尚な詩人です」「そうか」「趣味を解した人です...
夏目漱石 「虞美人草」
...高尚な趣味があろうと思う...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...そんな高尚な窓ではない...
久生十蘭 「魔都」
...微妙なる理を談ずるのみにて高尚なるべきにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...兄も矢張(やは)り先輩に傚(なら)うて算盤(そろばん)の高尚な所まで進んだ様子です...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それはやや高尚な感情で...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...偉大な高尚な行爲が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そして仕事の話は高尚な場ではしない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...それでもおしまいには極(ごく)高尚な御思案が...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...空気を喰って満腹するのは最高尚な生活であろう...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...こんな自然で高尚な天性の技はいまどこへいってしまったのか...
吉川英治 「正倉院展を観る」
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