...充分にこの複雑なる最も高尚なる「サイエンス」というものを理解することが出来るか...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...高尚なことではないかとさえ考え...
太宰治 「八十八夜」
...それら一切の『高尚な動機』などというものの存在を否定するだろうし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...如何なる高尚な文化でも...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...どんな高尚な奥様でも二つ返事で...
中里介山 「大菩薩峠」
...上人の本当のお志はもっと高尚な処にあるのだ」と論じ...
中里介山 「法然行伝」
...高尚な意味で云ったら芸妓よりも私の方が人のためにする事が多くはないだろうかという疑もあるが...
夏目漱石 「道楽と職業」
...一方から考へると非常に高尚な事である...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...この点に於ては、外国殊(こと)に亜米利加(あめりか)だの欧羅巴(ようろっぱ)の書生に較べて、日本書生の極(ご)く悪い癖であって、ちょっと話振(はなしぶり)を聞くと、高尚なような、また深いように聞えるけれども、モウ三分か五分話していると、己れ自からが意味を解(げ)さないで話しているものだから、直(す)ぐに襤褸(ぼろ)が出て、薄ッぺらな所が顕(あら)われる...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...高尚なものにも思っていた...
林芙美子 「晩菊」
...学校の名誉は学科の高尚なると...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...帝室は政治社會の外に立て高尚なる學問の中心となり...
福沢諭吉 「帝室論」
...五十人生の研究というような高尚な事でも...
二葉亭四迷 「平凡」
...もしイングラム孃が善良な、高尚な女の人で、力、熱、深切、心といふものを持つてゐるのだつたら、私は二匹の虎――嫉妬と絶望とを相手に死物狂(しにものぐるひ)の爭鬪をしたことであらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自ら高尚な風に感化せられる...
正岡子規 「病牀六尺」
...又最も高尚なる教であり...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...2595これから高尚な懶惰(らんだ)の価値を分からせて上げる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ふとその心を高尚な野心に刺激され...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索