...それが最も高尚な樂みであるのであらうか...
會津八一 「趣味の向上」
...彼の頭の上には一種高尚なる光栄ある禿があるのだ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...高尚なる理想は漸次(ぜんじ)に実現して来る...
大隈重信 「女子教育の目的」
...かくの如き高尚なる事業に力を尽す御方をなるべく多数にこの会に網羅するということは...
大隈重信 「平和事業の将来」
...高尚な美にある...
高浜虚子 「俳句への道」
...面白いしかも高尚な世渡りだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その余はまるでアンポンタンな女が民間と同時に高尚な方面でも大いに意義ありとされたり...
中原中也 「音楽と世態」
...むずかしい高尚な問題を考えている時でも同じくこんな様子をするから...
夏目漱石 「行人」
...自分よりも遥かに高尚な人間が出来たことを非常に感じ...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...自分よりも遙かに高尚な人間が出來たことを非常に感じ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...ますます洋学に固着してますます心志の高尚なりしもゆえんなきに非ざるなり...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...もしイングラム孃が善良な、高尚な女の人で、力、熱、深切、心といふものを持つてゐるのだつたら、私は二匹の虎――嫉妬と絶望とを相手に死物狂(しにものぐるひ)の爭鬪をしたことであらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...胸の高鳴る高尚な願いも消え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...普通より高尚な着想だけしか浮かんで来ないわけだ……』そう言ってその男はカフェエに行ってしまいましたがね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その様子の高尚なると...
三宅花圃 「藪の鶯」
...世の中の非常に高尚な一面を...
宮本百合子 「雨滴」
...もう少し高尚な理由があったのかもしれないが...
柳田国男 「故郷七十年」
...洗煉された高尚な風さへもつてゐると思ふ...
吉川英治 「折々の記」
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