...わらいはいとも高尚な心のしるしだ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...実に高尚な趣味に徹した人であった...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...充分にこの複雑なる最も高尚なる「サイエンス」というものを理解することが出来るか...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...高尚な知識に対しても敏感に...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...高尚な方へかたまっている人たちと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...うちは高尚な趣味だの理窟(りくつ)だのが分る人でなくてもよいし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一そう高尚なという意味なんでして……ではありませんかな?」「パーヴェル・パーヴロヴィチ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...パスカルがもし近代の高尚な軍隊を知っていたらかかる言をなさなかったに違いないと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その余はまるでアンポンタンな女が民間と同時に高尚な方面でも大いに意義ありとされたり...
中原中也 「音楽と世態」
...高尚な教育の彼岸に起る反響の苦痛である...
夏目漱石 「それから」
...彼はそれを夫として最も親切でまた最も高尚な処置と信じていた...
夏目漱石 「道草」
...これは余り高尚な手段ではないが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...学校の名誉は学科の高尚なると...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その心事はすでに旧套(きゅうとう)を脱却(だっきゃく)して高尚ならざるを得ず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...兄も矢張(やは)り先輩に傚(なら)うて算盤(そろばん)の高尚な所まで進んだ様子です...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...というのは、彼等のはち切れるような元気と、ころげまわらずにはいないような活動欲とは、彼の高尚な、深い気分をすっかり追払ってしまったであろうから...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...あの高尚なエピクロス的快楽なるものはどうなるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしの意見をそんなに力のある・そんなに高尚な・結論に造り上げはしなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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