...高尚な知識の普及と...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...実に高尚な趣味に徹した人であった...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...少くも精神の上に氣安くて高尚な愉快に居るといふ望みが無くなるやうな心持がしてきた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...もし日本人の言葉を以て高尚なる哲学その他の理学あるいはあらゆる「サイエンス」を説明することが出来ぬ...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...実際あるよりは遙に高尚な有力な神聖なものである如くに思ひ込むことは...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...自国の繁栄をはかるという苔虫道のほうがはるかに高尚なものと言わねばならぬ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...あそこにいてこそ、正直な人間にも、賢い人間にも、高尚な人間にも、純潔な人間にもなれるので、ここにいてはとても駄目なのだ、理想もなく確乎とした生活方針もないわれとわが身を彼は責めるのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...自分の義務としてる多少頑(かたくな)な理知的なしかしごく高尚な意見のうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...若し之に反して劇場を以て絵画展覧会の如き高尚なる娯楽場となさば彼のデパートメントストワの如き運動場と饑饉の時の焚出し場の如き食堂とは速に之を閉止せしむべきなり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...彼は高尚な生活欲の満足を冀(こいねが)う男であった...
夏目漱石 「それから」
...したがって金のあるものが高尚な労力をしたとは限らない...
夏目漱石 「野分」
...人間の持って生れた高尚な良いものを...
夏目漱石 「模倣と独立」
...高尚な趣味があらうと思ふ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...何とか云ふ高尚な書物を著はして居る...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...矢張(やっぱり)私共でなければ出来ぬ高尚な事のように思って...
二葉亭四迷 「平凡」
...植物學といふものが實に高尚な學問のやうにおもはれ...
堀辰雄 「二三の追憶」
...あなたのやうに高尚な気分なんて生れつき持ち合せないんですからなア――だ...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...高尚な教育家だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
便利!手書き漢字入力検索