...外でもない、より高尚な、君ほどそれに就て語る資格を持っている人は他にない事の態度や習慣に就て時を費さず、誰でも出来るような下等動物の研究に、君がいまだに大切な時を徒費しているという白状だ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...高尚な決意と下劣な狡獪との争闘に...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...でなきゃアあんな高尚な言葉を使へる訳はないものね」天晴れ洞察振りを...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...『高尚な』ほうのことも思い出されはじめた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...高尚なそして無邪気な恍惚(エクスタシイ)のソナタの旋律がまる...
豊島与志雄 「恩人」
...高尚な教育の彼岸に起る反響の苦痛である...
夏目漱石 「それから」
...けれどもこれらは委員会などいうような高尚な集りではなくて喰わんがためである...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...とにかく随分高尚な所まで...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...ミルトンの悪魔もはじめは高尚な位地にあり...
新渡戸稲造 「自警録」
...高尚なものにも思っていた...
林芙美子 「晩菊」
...そんな高尚なことじゃなくて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...偉大な有徳な高尚な人間は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...極めて上製高尚な塗香を作ってわが邦特に調香の美術あるを示すと同時に...
南方熊楠 「十二支考」
...高尚な志が授けてある...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ふとその心を高尚な野心に刺激され...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの肉体と精神との高尚な(c)ソクラテス的(b)交換を羨む気にならないのであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな高尚な哲学上の格言がいったい何になる? 我々が享楽することも我慢することもできないような...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...高尚な見方からすれば...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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