...容易に匹(ひつ)を求められない一代の高士であった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...風流な高士だとばかり思つてゐたが...
太宰治 「清貧譚」
...達人高士のお言葉には...
中里介山 「大菩薩峠」
...老僧高士が死に臨んで少しも恐れず...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...狩野法眼元信の高士觀瀑(かうしくわんばく)の幅が盜られ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吉江氏とはまだ不幸辱知の榮を得ないが武井眞澂畫伯は年來尊敬する高士であるから院主の需に應じて...
藤原咲平 「山岳美觀」
...蘇門高士嘯声揚...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...けれど温雅な田園畫家の高士と...
吉川英治 「折々の記」
...いちどその高士(こうし)鄭玄(ていげん)をお訪ねなされては如何かと?」「書画琴棋の慰みなどは...
吉川英治 「三国志」
...許が退くと、入れ代りに、一名の高士が、礼篤く案内されてきた...
吉川英治 「三国志」
...ひとりの高士が彼の馬前に長揖(ちょうゆう)して告げた...
吉川英治 「三国志」
...見るからに清々(すがすが)しい高士の風(ふう)を備えている...
吉川英治 「三国志」
...眉目清秀な高士である...
吉川英治 「三国志」
...自分へ慇懃(いんぎん)に礼をする玄徳を見て――烏巾(うきん)青衣のその高士は...
吉川英治 「三国志」
...青衣の高士は、なお愕(おどろ)いて、「何か、人違いではありませんか...
吉川英治 「三国志」
...先生、愚夫玄徳のため、まげてお教えを示して下さい」「司馬徽や徐庶は、世の高士ですが、自分はまったく、ありのままな、一農夫でしかありません...
吉川英治 「三国志」
...とにかく一高士の隠棲(いんせい)ともいえる清潔さを保って...
吉川英治 「人間山水図巻」
...高士の風をそなえているし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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