...将軍は血も涙もある廉直な高士だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...こゝに隱棲したる高士也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...風流な高士だとばかり思つてゐたが...
太宰治 「清貧譚」
...しかしまた俗流の毀誉(きよ)を超越して所信を断行している高士の顔も涼しかりそうである...
寺田寅彦 「涼味数題」
...彼輩果して高士の心を得たりや否や...
長塚節 「草津行」
...狩野法眼元信の高士觀瀑(かうしくわんばく)の幅が盜られ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下有陶然高士臥...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今一つはやや小型で高士山中閑居の構図...
山本笑月 「明治世相百話」
...余生をすごしている高士(こうし)がおります...
吉川英治 「三国志」
...許が退くと、入れ代りに、一名の高士が、礼篤く案内されてきた...
吉川英治 「三国志」
...琴(こと)を弾(ひ)く高士(こうし)一澄み暮れてゆく夕空の無辺は...
吉川英治 「三国志」
...あの高士があれほどに激賞するからには...
吉川英治 「三国志」
...隠士高士のごときは...
吉川英治 「三国志」
...先生、愚夫玄徳のため、まげてお教えを示して下さい」「司馬徽や徐庶は、世の高士ですが、自分はまったく、ありのままな、一農夫でしかありません...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる高士(こうし)の風でもございましょうか」「そちは...
吉川英治 「私本太平記」
...どこか高士(こうし)の風がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...とにかく一高士の隠棲(いんせい)ともいえる清潔さを保って...
吉川英治 「人間山水図巻」
...高士の風をそなえているし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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