...ひじょうに高価な品物をぬすむばかりで...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...殊によるとこの犯人は高価な品を奪ってお金に替えようというのではないかも知れませんね」「何故ですか?」「だって...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...わずかばかりの贅沢で高価な品物とそれを交換しようとしないならば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その十字架は非常に高価な品であるということを調べておいた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...その乗客の知っているような高価な品物や秘密物を納めたまま(そしてそれらの物について彼の知っていることは少くはなかったのだ)...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...古い時代のいわゆる古九谷(こくたに)と呼ばれている高価な品ではないのだが...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...さうした高価な品の持主である...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...あれがたいへん高価な品物だからだよ...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...贅沢(ぜいたく)に凝(こ)って作った高価な品にはかえって活々したものが見つかりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...贅沢(ぜいたく)な高価な品物のみが美しいなら...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...贅沢を極めた高価な品物でした...
柳宗悦 「民藝の性質」
...小ぶりな茶碗も高価な品のようだし...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...着ている物も高価な品だが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...きちんと置かれた道具類も高価な品ではないが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...さほど高価な品ではないが...
山本周五郎 「柳橋物語」
...唐来の高価な品だそうで...
山本周五郎 「やぶからし」
...尤(もつと)も三四十円のもあるのであらうが兎(と)も角(かく)も高価な品(しな)とされて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...弟のやつがマーシェンカへ贈物にする高価な品々が詰まっているのさ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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