...をのづから心悸(しんき)の高まることがある...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...おのずから心悸(しんき)の高まることがある...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...生活費が餘りに高まるからです...
石川三四郎 「浪」
...温度が高まるに従つて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一体国民の智識の高まるのは必然の大勢である...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...路は高まるともなく高まりて...
大町桂月 「赤城山」
...風の齎らす細粉の積りて白く高まるを見るが如くに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...同居人の熱が何より高まるのは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...たがいの声が高まる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...動(やや)ともすると両者の声の高まる所から想像すると...
西尾正 「陳情書」
...高まるばかりであった...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...しかるに怒においては永續することによつて一層高次の怒に高まるといふことがない...
三木清 「人生論ノート」
...このやうに發見的であることによつて高まるのである...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...静まり返って心の高まる様だったと思われて居た前の瞬間を不思議に思い浮べて居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...これらの刺激によりて悲しみはおのずから高まる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...労働者が賃金を増加してもらっても物価がそれを追い越して高まるうえに...
横光利一 「旅愁」
...群青色(ぐんじやういろ)の海が高まる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...その彎曲線や彎曲面の曲率と支力の高まる率との間にも何らかの関係があるであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索