...いたずらに感情が高ぶって...
太宰治 「正義と微笑」
...高慢で高ぶって見識張っていて……」言いかけて私は慌ててまた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...政雄の縦(ほしいまま)な心が高ぶっていた...
田中貢太郎 「女の怪異」
...曾の心はひどく高ぶって...
田中貢太郎 「続黄梁」
...くり返して言うようですが――けっして高ぶってはなりません...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まことに高ぶってけがらわしいものじゃ」「おお...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その時のようには高ぶっていないつもりである...
外村繁 「落日の光景」
...生活の方法がないときには高ぶってはいけない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...高ぶってゆくことは眼に見えるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの無邪気なフリーダのほうがあのひどく高ぶっているアマーリアよりも多くのことをなしとげたように見えますね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私の感情が高ぶって...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...以前はお勢の心が高ぶっていたから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その時は神経が高ぶっており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...霊魂が高ぶっている時にそれを襲うことが多い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...高ぶっているとか...
山本周五郎 「季節のない街」
...どことなく高ぶっているのと...
山本周五郎 「山彦乙女」
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