...經驗に抑揚を附して人生の精髓を選擇しなければならぬ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自分は愈社會的要求の徹骨徹髓なるを悟る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...きしきしと木食蟲 樹の髓を食(は)む...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...夜をきしきしと木食蟲 樹の髓食(は)むを...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...腦髓にある限りにおいて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
... 295鮮血染むる腦髓は槍の身傳へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...詩は國民の精髓なり...
土井晩翠 「天地有情」
...政府乃至文部省による「国体の真髓」は凡そ次のようなものに要約される...
戸坂潤 「社会時評」
...詩髓腦と云ふ著述が一卷あります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...詩髓腦の外に大切なものがあります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...私のかういふ境遇から私の腦髓は思索に耽る習慣がついて居ました...
長塚節 「教師」
...曩にもいふ通り先生に逢つて見たいといふ念慮は一日や二日ではなく絶えず腦髓を刺戟して居たのであるから...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...骨の髓(ずゐ)まで味をつけてゐるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...二分たつ中には私の心(しん)の髓まで食ひ込んでしまつたのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼においては他の動物とは格段の相違でエネルギーが腦髓のために費される...
三木清 「認識論」
...甚(ひど)く面喰(めんく)ツた髓(てい)となる...
三島霜川 「平民の娘」
...水田のなかへ腦髓を飛び出させた頭蓋などが横たはつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あらゆる科學の精粹と最新式な人智を以て人間の腦髓のやうに科學を詰めこんだものが近年の軍艦である...
吉川英治 「折々の記」
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