...第二の意味に於ける具象の概念は經驗の本質を掲揚し保存することを精髓とする...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...肉體及び腦髓の組織上...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...さうしてその存在の全骨髓を...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...其後二三日してピストルで前額と延髓とを一發づゝ打つて自殺した...
高濱虚子 「俳諧師」
...なほ坪内博士の小説神髓は小生まだ讀むに及ばず候へども其内には馬琴を貶し春水を稱せられ居候ことも有之には無之や...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...私の腦髓を苦しめねば私は淋しさに堪へません...
長塚節 「教師」
...八五郎は骨の髓(ずゐ)まで女臭くなつたやうな氣がして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...危險なる新光線疾患せる植物及び動物の脊髓より發光するところの螢光又はラジウム性放射線が...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...頭骨有りて其腦髓を圍み守護するなれども...
福澤諭吉 「養生の心得」
...骨の髓(ずゐ)まで味をつけてゐるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...二分たつ中には私の心(しん)の髓まで食ひ込んでしまつたのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...胸の心髓(しんずゐ)に彼の威壓を感じた――手足を彼に掴まれたやうな氣持がした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それがもとで脊髓を患ふやうになつた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...人間とは腦髓的存在(Gehirnwesen)である...
三木清 「認識論」
...マルキシズムをその眞髓に於て甦らせようと欲したとき...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...腦髓が負擔に堪へなくなつて來る...
森鴎外 「半日」
...余が悲痛感慨の刺激によりて常ならずなりたる腦髓を射て...
森鴎外 「舞姫」
...木髓でつくつた子供の玩具が...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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