...柔弱な骨抜きの恣(ほしいまま)な恵み深い生きやすい道徳――快楽の契約にすぎず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...骨抜きのフランス人たちの間にはいって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...尾張は骨抜きになっている」「かりに誰かが...
中里介山 「大菩薩峠」
...三河武士の蛮骨が骨抜きになってしまっている」「近藤が用いられるのもそこだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで百姓を骨抜きにして置かなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本の大陸経営はいっさい骨抜きとされている...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...労働法の骨抜き作業などをつづけることは全く不可能であり...
宮本百合子 「一票の教訓」
...いわば最初から芸術家としては骨抜きになっています...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ホネノキは骨抜きの意というが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...巧みに骨抜きにされ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...彼女のために甘んじて骨抜きにされて行くのが何ともいえず嬉しくて...
夢野久作 「鉄鎚」
...警視庁へ出すのには筋の通る限り骨抜きにした上演脚本(あげほん)を書いて下さらなくちゃ駄目よ...
夢野久作 「二重心臓」
...あの脚本は呉羽さんの命令で全部骨抜きだろう...
夢野久作 「二重心臓」
...献立に骨抜きの御斟酌(ごしんしゃく)は要りもうさぬ...
吉川英治 「上杉謙信」
...はや公卿なみの優遇ぐらいで骨抜きにされ...
吉川英治 「私本太平記」
...そして骨抜きになりかけた時...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうやら骨抜きにされたようです」「あ...
吉川英治 「源頼朝」
...伎楽のごときはこの意味で骨抜きにされたのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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