...骨折り損のくたびれもうけです」四馬剣尺(しばけんじゃく)が...
海野十三 「少年探偵長」
...我々は骨折り損だという気がして...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...骨折り損のくたぶれもうけに終わることがわかっている...
永井隆 「この子を残して」
...骨折り損を厭(いと)わないところにまで昇華(しょうか)されてきたのである...
中島敦 「悟浄出世」
...とどのつまりが骨折り損の草臥儲(くたびれもう)けだからね」「ご免なさい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どうせ骨折り損の銭うしないってことにしきゃなりませんから...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...我々は骨折り損になる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...確かにわしは老いぼれの骨折り損の大馬鹿ものになってしまうがね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...そうなら、骨折り損になる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...骨折り損と分かり始めました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...可能性として骨折り損の旅になるかもしれないけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ひょっとしたら厄介なことになって骨折り損になったかも知れないな」ローゼンが笑いながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...骨折り損の草臥れ儲けに出掛ける物好きはないか...
牧逸馬 「双面獣」
...二年間東京の英語學校で正則に仕上げて來た良吉に屡々「田舍で語學を勉強したつて骨折り損だ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...片っ端から骨折り損になって行くのにはウンザリした...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...それは骨折り損になり...
吉川英治 「江戸三国志」
...周馬が小才(こさい)も骨折り損となり終ると同時に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...吉次は腹も立たなくなりました」「立てたら骨折り損(ぞん)になるからなあ」「お言葉どおりです」「が...
吉川英治 「源頼朝」
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