...その代り十分骨折り甲斐のある虫喰い算の魅力を満喫せられることであろう...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...何かとお骨折り下さいました私達の結婚式を...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...281P.224和譯1.その骨折りが厭なら...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...トルストイのおとぎ話に牛乳の白色という観念を盲者に理解させようとしてむだ骨折りをする話がある...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...むだな骨折りだったのか!……だがお前は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それでも骨折り甲斐も...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう事の骨折りは...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは人間の骨折りはいらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...骨折り損を厭(いと)わないところにまで昇華(しょうか)されてきたのである...
中島敦 「悟浄出世」
...骨折り賃に収めてくれと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やはり荒木郁子さんの骨折りで...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...長い推論を作り出す骨折りをする必要は少しもない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ひょっとしたら厄介なことになって骨折り損になったかも知れないな」ローゼンが笑いながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...しかしみんなそれは無駄骨折りにすぎなかったのだ...
山本周五郎 「藪落し」
...自分の骨折りが何の役に立つだろう...
横光利一 「南北」
...周馬が小才(こさい)も骨折り損となり終ると同時に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...千鳥聴(ちどりき)き一炉開(ろびら)きの忙しい二、三日を済ますと、浜中屋の女将(おかみ)は、骨折り休めに、熱海に入湯に出かけた...
吉川英治 「松のや露八」
...時間もなにも分らない振子時計の機械的な無駄骨折りにひとしいものである...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
便利!手書き漢字入力検索