...並大抵(なみたいてい)な骨折りではない...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...実に一と通りの骨折りではありませんでした...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年六月号)」
...骨折り損のくたびれもうけです」四馬剣尺(しばけんじゃく)が...
海野十三 「少年探偵長」
...その骨折りにめんじて白状(はくじょう)してやろう...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...今日の慣習がたっとぶいかなる課業よりも読者の骨折りを要求するものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それも骨折り損でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...精米屋(せいまいや)は骨折り...
太宰治 「めくら草紙」
...もう一息のところなのだ! もう一息で父様の仕事にも一段落つくとなれば――それがお前のたった一つの骨折りで解決するとなれば...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...その點では焦の骨折りは有益であつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...神尾の無駄骨折りを冷笑するくらいの余裕を持っておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...且つその上に骨折り賃まで添えて買ってやるとまで出たが...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばらくの骨折りで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『恋の骨折り甲斐』が無に帰す...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...飢えた蒙昧人はこれほどの骨折りに対する何らかの報酬を手に入れることを望み得なかったのである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...最も健全なものをあみ出してゆく骨折りということの具体性を...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...注意と骨折りと説得と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あなたのお骨折りがようやく生きてきたわけですね」金之助がそう云うと...
山本周五郎 「落ち梅記」
...二寸に積もっているもみじの落葉を掃除するのはなかなかの骨折りであった...
和辻哲郎 「京の四季」
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