...主人はやむを得ず酒はもちろん幾分の骨折りもやるということで...
伊藤左千夫 「去年」
...何かとお骨折り下さいました私達の結婚式を...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...でもせっかくあんなにお骨折りになったのに肝心の夫人はお亡くなりになってしまって――...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...非常な骨折りでそれをふさいだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの殿様はきっと御親切なお骨折りをして下さるに違いない」「そんならお嬢様...
中里介山 「大菩薩峠」
...当座に事を欠かないようにする久助さんの骨折りを見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...大骨折りで身体をねじ曲げると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――大骨折りで首を出した時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一日の骨折りで集めた落書の数は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...溝口屋鐘五郎の悪事が平次と八五郎の骨折りでだんだん明るみへ出たのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大骨折りで勉強して...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...思考の努力と骨折りが必要であり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ひょっとしたら厄介なことになって骨折り損になったかも知れないな」ローゼンが笑いながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...「一つ盗ろうぜ」「骨折り損のくたびれ儲けになりそうだからなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...太夫のお骨折りだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...骨折り賃として硬い骨を噛(かじ)り麁末(そまつ)な肉を啖(くら)うべく...
南方熊楠 「十二支考」
...注意と骨折りと説得と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...骨折り損というものだ」様子をふりかえった天堂一角は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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