...こういうものに力を入れるのは全然無駄骨折りであるというような説を時々耳にすることがあるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...半日以上の大骨折りの末...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...友人たちの骨折りのおかげで私は兄貴から...
太宰治 「川端康成へ」
...そして「せっかくあなたもお骨折り下さいましたのにまことに残念でございました」と私に淑(しと)やかな笑顔を向けた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...無駄な骨折りをしたりしました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...旧(ふる)いことを思い出してみても最初行きつけのお茶屋から彼女を招(よ)ぶには並み大抵の骨折りではおいそれと来てくれなかった...
近松秋江 「霜凍る宵」
...そうして当時の自分の英語の力では筋だけを了解するのもなかなかの骨折りであったが...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...ずいぶんお骨折りになったでしょう...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...余人(よにん)を突っついて無駄の骨折りするも面白からず...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう大した体力の骨折り仕事というのはせんでも済むじゃから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれはもちろんわだかまりのない骨折りなんかではなくて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「一つ盗ろうぜ」「骨折り損のくたびれ儲けになりそうだからなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...最初の試みだけに大骨折り...
山本笑月 「明治世相百話」
...それで一段と骨折り甲斐もあるというもの...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここまで連れてくるのはなかなか骨折りだったろうと思います」「お察しのとおりですよ...
吉川英治 「江戸三国志」
...ときによっては目に見えないこんな舞台裏の骨折りも...
吉川英治 「私本太平記」
...骨折りたる効(かい)あって...
吉川英治 「新書太閤記」
...「骨折り骨折り」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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