...こういうものに力を入れるのは全然無駄骨折りであるというような説を時々耳にすることがあるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それには非常な骨折りをしたものだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ジユウルを寝床に連れてゆくのに大骨折りだつたといふ事です...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...きみのむだ骨折りを拝見するつもりだよ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...あなたが熱心にお骨折り下すって...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...」と女主は東京へ出てからの自分の骨折りなどを語って聞かせた...
徳田秋声 「足迹」
...貴公らのお骨折りには及び申さぬ」「しからば是非もない」兵馬はぜひなく立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...骨折り賃に天引としてこっちへ頂いて置いても罪はあるめえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...人を焚きつけて旨(うま)い汁を吸おうなんぞという骨折りは頼まれてもやれません...
中里介山 「大菩薩峠」
...且つその上に骨折り賃まで添えて買ってやるとまで出たが...
中里介山 「大菩薩峠」
...とどのつまりが骨折り損の草臥儲(くたびれもう)けだからね」「ご免なさい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「とんだお骨折りでございました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨折りがいのあることなのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...骨折りも報われようというもの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...とくに日夜お骨折りを願っておられることで...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...最初の試みだけに大骨折り...
山本笑月 「明治世相百話」
...狼流にすばしこく喰いついたりして格闘することをおぼえるくらいのことは彼には何の骨折りでもなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その骨折りのお礼に胡椒盒のようにさんざん穴をあけられた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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