例文・使い方一覧でみる「骨太な」の意味

...膝に挟（はさ）んだトランクを骨太な両手に抑えていた... 膝に挟んだトランクを骨太な両手に抑えていたの読み方

芥川龍之介「お律と子等と」

...骨太なる手足飽くまで肥えて... 骨太なる手足飽くまで肥えての読み方

泉鏡花「海城発電」

...彼の痩身なだが骨太な身体は慇懃（いんぎん）に前こゞみになつた... 彼の痩身なだが骨太な身体は慇懃に前こゞみになつたの読み方

田畑修一郎「医師高間房一氏」

...其処の骨太な障子を開くと... 其処の骨太な障子を開くとの読み方

豊島与志雄「反抗」

...骨太な百姓の女のやうな逞（たく）ましい大きい腰つきをしてゐた... 骨太な百姓の女のやうな逞ましい大きい腰つきをしてゐたの読み方

林芙美子「浮雲」

...金三郎の介添になっていた骨太なふたり... 金三郎の介添になっていた骨太なふたりの読み方

久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...孫子は薩摩（さつま）の芋侍（いもざむらい）のような骨太な強情（きごわ）ものであったであろう――子（し）のたまわくや... 孫子は薩摩の芋侍のような骨太な強情ものであったであろう――子のたまわくやの読み方

三上於兎吉「艶容万年若衆」

...骨太な腕（かいな）の圧迫や... 骨太な腕の圧迫やの読み方

三上於菟吉「雪之丞変化」

...背丈は高く骨太なので... 背丈は高く骨太なのでの読み方

山本周五郎「季節のない街」

...骨太なわりには、痩肉（そうにく）の方である... 骨太なわりには、痩肉の方であるの読み方

吉川英治「私本太平記」

...お内儀どのか」四十がらみの骨太な武士であった... お内儀どのか」四十がらみの骨太な武士であったの読み方

吉川英治「新書太閤記」

...顔に、皺（しわ）の彫りが深く、五十歳がらみに見えるが、骨太な体は、もっと若い、いや若い者にもめずらしいほど精悍（せいかん）である... 顔に、皺の彫りが深く、五十歳がらみに見えるが、骨太な体は、もっと若い、いや若い者にもめずらしいほど精悍であるの読み方

吉川英治「宮本武蔵」

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