...所謂(いわゆる)「神憑(かみがか)り」で働いた骨休めをかねて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...またゆっくらと骨休めをなすって……...
徳田秋声 「足迹」
...休業届を出すかして骨休めをした...
徳田秋声 「縮図」
...これが苦痛の骨休めである...
夏目漱石 「坑夫」
...公然の骨休めとも云うべき芝居は全くここから発達したものと思う...
夏目漱石 「坑夫」
...原則から云えば楽に自由な骨休めをしたいと願いまたできるだけその呑気主義を実行するのが一般の習慣であります...
夏目漱石 「中味と形式」
...たまには骨休めをなさいよ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...六日と十六日二十六日だけは骨休みをして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まア時々は骨休めもし度くなりますから――」斯(こ)んな事を言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...骨休みをし度くて歸つたといつてるんだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...骨休めに、ちょうど、ええわい...
火野葦平 「花と龍」
...皆が骨休めのため虹ヶ浜で一日のんびりしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...骨休めに郷里へ帰って来いといってくれた...
柳田国男 「故郷七十年」
...お骨休めにもなればと存じまして...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――侍のたましいを打つ身は、侍以上のたましいでなくてはなるまいが)と、骨休めにと、茶を入れて、宥わり慰めてくれる間も、母はそうした訓誡(くんかい)を、兄弟(ふたり)に対して、忘れなかった...
吉川英治 「山浦清麿」
...骨休みかたがたやって来たわけであった...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
...飛騨路一帶から登つて來た骨休めの農夫たちで意外な賑ひを見せてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...春蚕夏蚕秋蚕と飼いあげるとその骨休めにこの山の上の温泉に登って来る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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