...行列の真先には牛や馬や驢馬(ろば)や豚や鶏が来る...
寺田寅彦 「夢」
...立派な驢馬(ろば)にのつて...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...首の鈴を驢馬の尻尾(しつぽ)にゆはひつけて...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...自由に驢馬の足を家庭内に伸すことが出来るのだ...
豊島与志雄 「理想の女」
...ところが 歩かせて 見ると その 驢馬は びつこを ひくのです...
新美南吉 「驢馬の びつこ」
...「驢馬の耳! 貴様ばかりが創作の仕事をしてゐるんぢやないぞ...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...パースレイを負ふた驢馬に会つた軍隊が敗軍の凶兆と心得て大騒ぎしたと...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...わが画いたのと異(ちが)ってその驢が荷鞍を負い居る...
南方熊楠 「十二支考」
...前述驢様の長耳を持ったフリギア王ミダスは貪慾で自分の糞を金に変えたと伝えられ...
南方熊楠 「十二支考」
...通俗驢を愚鈍の標識のようにいえど...
南方熊楠 「十二支考」
...一層厚い驢(ろ)の骨を見付け他の二骨を重ねてその草を入れ...
南方熊楠 「十二支考」
...何か頻りに黒驢馬に向って云って居る...
宮本百合子 「黒い驢馬と白い山羊」
...どうも私はあれをきくと少々気の変になった驢馬めいた気持になるらしいから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...驢馬をも馬と同様に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...賊は、ぎょっとし、劉備の大きな眼の光におどろき、驢は彼の大喝に、蹄(ひづめ)をすくめて止った...
吉川英治 「三国志」
...では母は、留守中に、病気で寝ておりますか」劉備はにわかに胸さわぎを覚え、驢を急がせて、関門から城内へ馳けた...
吉川英治 「三国志」
...車がついているので驢(ろ)にひかせることができる...
吉川英治 「三国志」
...後宮の女人をのせた駕車や一族老幼をのせた驢の背だけでも...
吉川英治 「三国志」
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