...驢馬は鼻をびくつかせながら口をもってきた...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...その生るるよりして野驢馬(のろば)の駒(こま)の如し」というが如き...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...」翩翩はそこで木の葉を切って驢(ろば)をこしらえて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...驢馬の鳴声を鳴くより外はない...
種田山頭火 「砕けた瓦」
...驢馬に乗つて失せろ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...驢馬などを利用するところの...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...「驢馬の耳! 貴様ばかりが創作の仕事をしてゐるんぢやないぞ...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...「驢馬の旅」に汗し...
牧野信一 「読書と生活」
...その弟ともいうべき驢はアフリカが本元で...
南方熊楠 「十二支考」
...主もまた自分の食を廃しても驢に食を与うという...
南方熊楠 「十二支考」
...その時々野馬や野驢の諸種と混合して...
南方熊楠 「十二支考」
...驢ども発明自覚して谷に出会いて止まれの号令を聞くごとに...
南方熊楠 「十二支考」
...また化粧に腐心して新たに駒産める牝驢(ひんろ)五百を畜(か)い...
南方熊楠 「十二支考」
...これは海驢、海馬などいう名が支那にも欧州にもあるごとく、遠見あたかも馬様に見える海獣(例せばセイウチ)の脚が鰭状(ひれじょう)を成して後ろを向きいるから言い出たであろうが、妖鬼の足が後ろ向きという事諸国に一汎で、たとえば『大宝積経』十三に、「妖魅反足の物」、百九に、〈地獄衆生、その足反りて後ろに向く〉、『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』の戯曲(じょうるり)に、熊野詣りの亡者あるいは逆立ち後ろ向き、これは今もこの辺で言う...
南方熊楠 「十二支考」
...七睡人の犬もオザイルの驢もかつてかかる栄遇を享(う)けたと聞かぬと叱ると...
南方熊楠 「十二支考」
...ようやく帰り着いたわが家の裏に驢をつなぐとすぐ...
吉川英治 「三国志」
...驢(ろ)に乗って出て行った...
吉川英治 「三国志」
...驢馬(ろば)L'ne何があろうと...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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