...その前下谷西町で明治十六年に次女うめ子を五歳で驚風(きょうふう)のために亡くしましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「あれは驚風だよ!」とフォン・コーレンは客間にはいって来ながら愉快そうに言ったが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...きっと驚風かなんかにとっつかれたんでしょう...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...まるで驚風患者のように全身をがたがた震わせ始めた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...今もし生きてゐればひとつちがひであるはずの兄が生れると間もなく「驚風」でなくなつたのを...
中勘助 「銀の匙」
...卒中や驚風(きやうふう)でコロリと死ぬものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...卒中や驚風(きょうふう)でコロリと死ぬものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...軽い驚風(きょうふう)ということで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「小児五かん驚風の妙薬」と乾した孫太郎虫の伯父さん...
山本笑月 「明治世相百話」
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