...高村軍曹は驚異の眼をもつて彼を見た...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...見る者に驚異の印象を与える...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...むしろ驚異の感を抱かれたのでした...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...そして驚異の性能を持った新鋭砕氷船であり...
海野十三 「地球発狂事件」
...現代の服装をしていては気が付かれない魅惑を発揮してわれ/\に驚異の眼を見張らせる...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...これにもまたちがった意味での驚異の目を見張ったのであった...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...「ふむ」小野田は驚異の目を(みは)って...
徳田秋声 「あらくれ」
...今まで物(もの)の怪(け)ではないかとさえ驚異の的とされていたこの小法師が...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く驚異の眼をみはってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然に対する純真な驚異の念から出発すべきものである...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...反対に物質の神秘に対する驚異の念を薄くするような悪影響だけが残る虞(おそ)れが十分ある...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...このような謎と驚異のことを考えていた時...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...アッと驚異の叫びを発した...
久生十蘭 「魔都」
...驚異のいろがうかぶ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...次に壽阿彌の奇行が穉(をさな)かつた刀自に驚異の念を作(な)さしめたことがある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...庄兵衞は今さらのやうに驚異の目を(みは)つて喜助を見た...
森鴎外 「高瀬舟」
...私は一種の驚異の情をもって思い至った...
和辻哲郎 「「ゼエレン・キェルケゴオル」序」
...我々は驚異の海のただ中に浮かんでいる...
和辻哲郎 「寺田さんに最後に逢った時」
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