...驚嘆する訣(わけ)には行かなかった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...――かう云うものを猫の食ふことは僕には驚嘆する外(ほか)はなかつた...
芥川龍之介 「耳目記」
...七我らはしばしば悲壮な努力に眼を張って驚嘆する...
有島武郎 「二つの道」
...且(か)つ驚嘆するものです...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...偉大で創造的で変化に富んでいることに驚嘆するのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...――危機はたしかに過ぎ去つた――アイスキヤンデー流行には驚嘆する...
種田山頭火 「其中日記」
...あれの建築に示された古人の工学的才能は現代学者の驚嘆するところである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...どうかすると驚嘆するような老劇作家と師弟関係の若い愛人の女優との同棲(どうせい)生活の新鮮な描写があるかと思うと...
徳田秋声 「仮装人物」
...世の中がこんなに面白いものかと驚嘆する時がある...
中井正一 「美学入門」
...物の力を極度まで利用することを知っている西洋人の脳の力に驚嘆する...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともすると百貨店のお買上品届け人にさへ驚嘆する...
中原中也 「山羊の歌」
...自然界の美に驚嘆するように児童の情操を涵養せよというような意味の説明がある...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...驚嘆する心持で眺めてばかりおります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕はさういふ彼のはげしい、苦しい努力を見ながら、絶えず新しくあることを欲しずにはゐられなかつた彼の欲望を、痛々しく感じ、同時に驚嘆する...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...吾々は当然驚嘆する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それこそもっと驚嘆するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...科學的に之を觀察すれば造化の玄妙を驚嘆するばかりである...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...さもさも驚嘆するような顔をして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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