...ただ驚嘆するばかりで...
有島武郎 「ドモ又の死」
...七我らはしばしば悲壮な努力に眼を張って驚嘆する...
有島武郎 「二つの道」
...――危機はたしかに過ぎ去つた――アイスキヤンデー流行には驚嘆する...
種田山頭火 「其中日記」
...日本固有芸術の中にモンタージュの真諦(しんたい)を発見して驚嘆すると同時に...
寺田寅彦 「映画芸術」
...あれの建築に示された古人の工学的才能は現代学者の驚嘆するところである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...どうかすると驚嘆するような老劇作家と師弟関係の若い愛人の女優との同棲(どうせい)生活の新鮮な描写があるかと思うと...
徳田秋声 「仮装人物」
...物の力を極度まで利用することを知っている西洋人の脳の力に驚嘆する...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともすると百貨店のお買上品届け人にさへ驚嘆する...
中原中也 「山羊の歌」
...盛んな氷雪の冷光に驚嘆するかたわら...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...此の世界有數の大工事に驚嘆する外はなかつた...
濱田耕作 「埃及雜記」
...こんな状態でよく生きていられるものだと驚嘆するのである...
久生十蘭 「新西遊記」
...僕はさういふ彼のはげしい、苦しい努力を見ながら、絶えず新しくあることを欲しずにはゐられなかつた彼の欲望を、痛々しく感じ、同時に驚嘆する...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...実に驚嘆する話だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...」若者が舌を巻いて驚嘆すると...
牧野信一 「夜見の巻」
...事実が現状と違ったらかえってもっと驚嘆するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼らは往々にして自分自身の著作に驚嘆する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...舌を巻いて驚嘆する...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さもさも驚嘆するような顔をして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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