...――かう云うものを猫の食ふことは僕には驚嘆する外(ほか)はなかつた...
芥川龍之介 「耳目記」
...且(か)つ驚嘆するものです...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...いかに後者が洗練されているかに驚嘆するものである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...至大至剛ほとんど天地に充塞(じゅうそく)するの勢いなるは吾人がつねに目撃して驚嘆するところのものなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ともすると百貨店のお買上品届け人にさへ驚嘆する...
中原中也 「山羊の歌」
...盛んな氷雪の冷光に驚嘆するかたわら...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...しかしその美に驚嘆することは...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...自然界の美に驚嘆するように児童の情操を涵養せよというような意味の説明がある...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...驚嘆する心持で眺めてばかりおります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全く驚嘆する外(ほか)はない...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...こんな状態でよく生きていられるものだと驚嘆するのである...
久生十蘭 「新西遊記」
...僕はさういふ彼のはげしい、苦しい努力を見ながら、絶えず新しくあることを欲しずにはゐられなかつた彼の欲望を、痛々しく感じ、同時に驚嘆する...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...実に驚嘆する話だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...」若者が舌を巻いて驚嘆すると...
牧野信一 「夜見の巻」
...それこそもっと驚嘆するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...驚嘆する...
吉川英治 「新書太閤記」
...舌を巻いて驚嘆する...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さもさも驚嘆するような顔をして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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