...彼は驕慢な態度で人を見下す...
...驕慢にならないよう自分を律する必要がある...
...彼女は自分自身に対して驕慢な態度をとっている...
...驕慢な発言で周囲の人たちを怒らせてしまった...
...彼は驕慢な態度が災いして仲間たちから孤立してしまった...
...一に驕慢(きょうまん)...
芥川龍之介 「るしへる」
...此種の驕慢と虚飾と絶望とは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...「驕慢(きようまん)」の邦(くに)に漂遊して...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...また「驕慢」に音(おと)づれしなが獲物をと...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...若いころの驕慢(きょうまん)の翼は...
太宰治 「新ハムレット」
...この驕慢(きょうまん)な夫人は...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...われ/\は富貴と権勢と美貌と若さとに恵まれた驕慢(きょうまん)な貴公子を...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...前にあれほどアリョーシャを驚かした『誇りと驕慢(きょうまん)』が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何をか彼れの大醇と謂ふや、悪を憎み、冷血を忌むこと人に過ぎ、之れを攻撃するに於て、一歩も借さゞるの熱誠是れなり何をか彼れの美質と謂ふや、常に弱者の味方となりて、驕慢なるもの、権力あるものに抵抗するの侠骨是れなり、彼れが故後藤伯と事毎に衝突したりしも此れが為めにして、伯曾て彼れの強頂を患へ、切りに辞を卑うして彼を招がむとしたるも、彼は啻に伯に屈致せざりしのみならず、益々伯の失徳を追窮して毫も憚る所なかりき余は彼れが果して後藤伯の人物を正解し得たりしや否やを知らず又彼れの後藤攻撃論は、果して精確なる事実に根拠したりしや否を知ること能はずされど彼れの眼中に映じたる後藤伯は、老獪にして野心深く、私利私福を貪りて正義の観念なき奸雄なりしに似たり則ち彼は後藤伯を認めて奸雄の偶像と認めたるが故に、之れを攻撃したるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...気が弱く信じやすく多少驕慢(きょうまん)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...僕は屈辱と驕慢(きょうまん)との弱気から僕の誠実さを守り通すことに努めて来た」「君の誠実さは表現の外にあるさ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...」「そりや女の驕慢(けうまん)な根性(こんじやう)に對する自然の制裁(せいさい)さ...
三島霜川 「青い顏」
...あの驕慢な妄想は醒(さ)めますまい」やがて立ち帰ると...
吉川英治 「三国志」
...猿の驕慢(きょうまん)はいよいよ募ってゆく...
吉川英治 「三国志」
...驕慢な揶揄(やゆ)である...
吉川英治 「私本太平記」
...驕慢な瘋癲(ふうてん)の君が...
吉川英治 「私本太平記」
...すぐ驕慢(きょうまん)をも持ってしまうのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのような驕慢(きょうまん)怠惰(たいだ)にのみ日を暮しているわけでは――」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索