...自然が必要に逼られたからの小さな驕りに過ぎないのです...
薄田泣菫 「雨の日に香を燻く」
...馴れし心の驕りこそ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...長(たけ)すぐれたる山祇(やまつみ)の心驕りに睦まじと...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...花とくゆりてひと夏のこころ驕りや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...否(ノオ)! この謀叛人ら驕り勝たんか...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...また驕りにふけり...
蜷川新 「天皇」
...常に心ひそかに思ひ驕り...
萩原朔太郎 「宿命」
...かつてはおれの胸の中にも 驕りの花はひらいていた...
原口統三 「初期詩篇」
...驕り高ぶるなどといふことは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...恍惚として驕りあがつた放恣な美女が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...これをしも心に驕りがでたといわないで何をいうんだ...
正岡容 「小説 圓朝」
...心の驕りだったということを...
正岡容 「小説 圓朝」
...アイロニイといふ一つの知的性質はギリシア人のいはゆるヒュブリス(驕り)に對應する...
三木清 「人生論ノート」
...立派な大きなやつがあるかぎりの日光に驕り太(ふと)って...
室生犀星 「幼年時代」
...かんじんな流祖の精神はいつか失って、その恩寵に馴れ、声名に驕り、生活に安んじ、不断の研きも忘れるに至ったからである...
吉川英治 「剣の四君子」
...魏軍を驕り誇らせて...
吉川英治 「三国志」
...大いに驕りながらも...
吉川英治 「三国志」
...驕り得る理由はない...
吉川英治 「新書太閤記」
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