...彼は一頭の騾馬に乗り...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...セラピオンは、騾馬を急がせた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...老婆はその男の一人と二疋の騾を留めておいて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...やがてアカイア水軍のまともに立ちて鋭き矢、切つて放てば銀弓の絃音凄く鳴りわたり、騾馬の群、はた足速き、犬は眞先に斃れ伏し、 50次いで軍兵陸續と射られ亡べば山と積む死體を燒ける炎々の火焔收まる隙も無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...850荒き野生の騾馬出づるエネタイ人の故郷より...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 740高き山より險阻なる阪を下りて全身の力を騾馬は振りおこし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...王は即ち騾馬の曳く輪車整へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...新たに成りてうるはしき車を騾馬に曳かせ來て上に一つの籠を載す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...美なる厩に飼ひ來る其すぐれたる騾馬二頭...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...半ば眠りかけてる騾馬(らば)のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三頭の騾馬と添付の六人は後(あと)で殺された牛を運び去る役である...
野上豊一郎 「闘牛」
...コン吉はコルテの町からさまざまな買物を騾馬(ろば)の背に満載して帰って来た...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...あるいは曰く騾(ら)の族なり云々〉と...
南方熊楠 「十二支考」
...亀茲王のごときは騾という物じゃといったと見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...昔仏その従弟調達が阿闍世(あじゃせ)王より日々五百釜の供養を受け、全盛するを見、諸比丘を戒めた偈(げ)に、芭蕉は実(みの)って死し、竹も蘆も実って死し、騾は孕んで死し、士は貧を以て自ら喪うと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...驢の忍耐強き、馬の悍強き、騾の頑牢なる、共に古より聞えた...
南方熊楠 「十二支考」
...その騾の肝を取ってやった...
南方熊楠 「十二支考」
...「牝(めす)牡(おす)をとわず騾馬に乗るべからず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??