...騾馬路を外れずに行うべし...
石川欣一 「可愛い山」
...驢馬や騾馬(らば)や馬は人間の為に働きます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...老婆はその男の一人と二疋の騾を留めておいて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...之を斷ち切り騾馬の背の 120上に載すれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼はすぐれし此騾馬を其陣營に牽きて行け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...半ば眠りかけてる騾馬(らば)のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...山は騾馬(らば)の椅子鞍(いすくら)で行った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...長屋門(ながやもん)を這入(はい)ると鼠色(ねずみいろ)の騾馬(らば)が木の株に繋(つな)いである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...当時はまだ鉄道などはなかつたのですから豌豆の大俵は遠方から騾馬で送らねばならなかつたのです...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...その奇畜はすなわち駱駝と驢と騾と(けってい)と(とうと)と騨(てんけい)ととある...
南方熊楠 「十二支考」
...容易に交わりて騾を生む...
南方熊楠 「十二支考」
...ただし馬の父が驢の母に生ませた騾...
南方熊楠 「十二支考」
...かつて堂を建つる時この老騾を免役したが...
南方熊楠 「十二支考」
...十二世紀にスペインのユダヤ人アルフォンススが書いた『教訓編』に騾が驢を父とするを恥じ隠し外祖父(ははかたのちち)が壮馬たるに誇ると載す...
南方熊楠 「十二支考」
...「牝(めす)牡(おす)をとわず騾馬に乗るべからず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の騾馬と蹴合いをしたクテシフォン*の狂態を再び演ずることである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...装飾のない遠距離用の轎車は別に旱車とよんで二三頭の騾に挽かせる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...また貨物運搬用の駄獣に、駱駝、騾、驢馬が用ひられるが、駱駝は内蒙古の西部に多く、私達の通過する沿線では一頭も見掛けないのに子供らしい失望を感じた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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