...わざと騾馬の歩みを緩めたからである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...牝牛、騾馬、山羊と三段にわけたあたり、「鹿も四肢、馬も四肢」と叫んだ源氏の大将より、よほど動物学の知識はあるが、これ、少々コハイみたいな訓示である...
石川欣一 「可愛い山」
...驢馬や騾馬(らば)や馬は人間の為に働きます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...山が帰る間もなく二人の男が五疋(ひき)の騾(らば)を曳いて来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...騾馬と駿馬を引きとめて流れの水を飮ましむる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いづこに此騾馬と駿馬を君は導くや?夜は闌にかんばしく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』其言聞ける衆人は牛と騾馬とに軛(くびき)着け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...全体騾馬というのを満洲へ来て始めて見たが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...騾馬は首を伏せてしきりに短い草を食っていた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...云うまでもなく騾馬(らば)に引かしている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...騾馬に曳かせた小馬車に乗りかえ...
久生十蘭 「泡沫の記」
...当時はまだ鉄道などはなかつたのですから豌豆の大俵は遠方から騾馬で送らねばならなかつたのです...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...騾の族と推察したは無理ならぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...その罰で永世騾はその父母子孫なく馬驢の間に生まれて一代で果て...
南方熊楠 「十二支考」
...あの騾馬を手に入れて喜んだ司令官の爺(じ)いさんなんぞは...
森鴎外 「鼠坂」
...かえって名誉として騾馬にのりたがる)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...力士や騾馬曳(らばひ)きをお手本にせよと言う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...息子が牝(めす)騾馬(らば)になったその母に跨(また)がることも生じようし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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