...牝牛、騾馬、山羊と三段にわけたあたり、「鹿も四肢、馬も四肢」と叫んだ源氏の大将より、よほど動物学の知識はあるが、これ、少々コハイみたいな訓示である...
石川欣一 「可愛い山」
...やがてアカイア水軍のまともに立ちて鋭き矢、切つて放てば銀弓の絃音凄く鳴りわたり、騾馬の群、はた足速き、犬は眞先に斃れ伏し、 50次いで軍兵陸續と射られ亡べば山と積む死體を燒ける炎々の火焔收まる隙も無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...850荒き野生の騾馬出づるエネタイ人の故郷より...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...騾馬を牽き去ることなけむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...騾馬と輕輪の車引くべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...半ば眠りかけてる騾馬(らば)のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...驢(ろ)は騾(ら)のごとしとか...
夏目漱石 「創作家の態度」
...全体騾馬というのを満洲へ来て始めて見たが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...コン吉はコルテの町からさまざまな買物を騾馬(ろば)の背に満載して帰って来た...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...その奇畜はすなわち駱駝と驢と騾と(けってい)と(とうと)と騨(てんけい)ととある...
南方熊楠 「十二支考」
...昔仏その従弟調達が阿闍世(あじゃせ)王より日々五百釜の供養を受け、全盛するを見、諸比丘を戒めた偈(げ)に、芭蕉は実(みの)って死し、竹も蘆も実って死し、騾は孕んで死し、士は貧を以て自ら喪うと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...騾の腹を剖いて子を取ると言ったのでないか...
南方熊楠 「十二支考」
...驢の忍耐強き、馬の悍強き、騾の頑牢なる、共に古より聞えた...
南方熊楠 「十二支考」
...騾よりも吾輩(われら)にもっともよく利く...
南方熊楠 「十二支考」
...アイオワ市に住む友人の騾いつも納屋に入りて燕麦を窃(ぬす)み食う...
南方熊楠 「十二支考」
...その罰で永世騾はその父母子孫なく馬驢の間に生まれて一代で果て...
南方熊楠 「十二支考」
...騾馬(らば)にのったおかしな格好も忘れてはならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって名誉として騾馬にのりたがる)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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